「仕事の仕方」を覚えることは、基本の中の基本です。
「仕事の基本」とは「仕事の仕方」のことをいいます。
当たり前に行う基本的な仕事です。
エゴの強い新人ほどよくやりがちなことですが、ささいなテクニックや技術を使って、仕事を早く終わらせようとします。
しかし、それは、慣れてから行うことです。
まだ仕事に慣れていない新人は、仕事の仕方を極めなければなりません。
正攻法を、徹底的に極めるのです。
「この仕事にはこのように対処する。この仕事はこうやればいい」という基本を、ただ素直に吸収することです。
基本をしっかり身につけなければ、応用もできないからです。
仕事は数学のように基本をしっかり身につけていないと、応用ができなくなります。
足し算や引き算ができてから、次の文章問題へと応用が利くように、仕事でも基本ができてこそ、応用ができるようになるのです。
たとえばコピーです。
コピーを取るという仕事も、できる人とできない人にわかれます。
コピーという仕事をする前にまずしなければならないことは、コピー機の使い方です。
コピー機の使い方を知って、初めてコピーができるようになります。
この順番を間違ってはいけない。
仕事をする前に「仕方」を学ばなければ、仕事すらできないのです。
一度コピー機の使い方を学べば、自分で仕事をするときに活用でき、他人の仕事のお手伝いにも応用できるようになります。
それもこれも、まずコピー機の使い方を初めに学ばないことには、何も始まらないのです。
新人は、徹底的に仕事の仕方を学ぶ努力をすることです。
この基本をどれだけしっかり身につけているか否かによって、その後の成長が変わります。
基本ができるようになると、後から応用がいくらでもできるようになるのです。