新人に対しては、上司はがみがみうるさいものです。
一生懸命に育てよう、大きくなってもらいたいという願いを抱いていますから、あれこれと口うるさく言葉を挟んできます。
では、新人以外の人間に対してはおとなしいかというと、そうでもありません。
新人にはうるさいですが、成長した先輩に対してはもっとがみがみ口うるさくなります。
仕事ができない人に対しては、仕事ができるように教育という意味を込めて、うるさくなります。
しかし、仕事のできる先輩に対しても、仕事を任せるためにがみがみうるさくなります。
むしろ仕事ができるようになるほど、本当の意味から口うるさくなると思ってください。
「あの件は、どうなった」
「仕事の状況を聞かせてくれ」
「報告書ができたら見せてくれ。チェックをしたい」
責任のある仕事を担当するようになると、具体的な仕事のやりとりを行うため、さらに口うるさくなるのです。
仕事ができるようになるほど、上司は口を出してくるものなのです。
あなたが新入社員として入社をします。
以前より上司ががみがみうるさくなったなと思えば、それだけあなたは仕事ができるようになったということです。
仕事ができる人に対して、上司は本当の意味で細かいことまで口を挟んでくるようになるのです。