入社3年間に注意したいセリフがあります。
「新人です」というセリフです。
「どこがいけないの?」と不思議に思うかもしれませんが、実はよくないセリフです。
人から言われるのならいいのです。
上司や先輩から「新人の○○さんです」「新しく入った新人の担当者です」など、人から言われるなら問題ありません。
しかし、ずけずけ自分から「新人です」とは言わないほうがいい。
余計な誤解を招く恐れがあるからです。
「新人です」と言われた相手の立場で考えてみてください。
「私は入社したばかりの身分です。ミスをするかもしれません。ミスをしても許してください」
自分に保険をかけているようなニュアンスに聞こえるのです。
もちろん本人にとって保険のつもりは1ミリもないのでしょう。
正直に事実を述べているだけであるのはわかりますが、積極的に自分からずけずけ言うセリフではありません。
大切なのは相手がどう感じるかです。
どれだけやる気に燃えていても、相手に保守的と受け止められたら、NGです。
誤解を招きやすいセリフは、事実であっても控えておくのが賢明です。
特にお客さまの前では禁句です。
お客さまから見ると、相手が新人であれベテランであれ「会社の人」として見ています。
入社1日目の新人であってもプロであると認識していて、仕事の対価を払っています。
だからこそ入社1日目からプロ意識を持って働くことが大切です。
「新人です」というセリフを言いそうになったら、喉のところでぐっと我慢してください。
人から言われるのはいいのですが、自分からずけずけ言う言葉ではありません。
入社して間もないころは「新人です」というセリフに注意しましょう。