仕事と趣味の両立ができなかったからといって自分を責める必要はありません。
そもそも仕事と趣味の両立は難しいことです。
社会人であれば、仕事を重視することが多くなるもの。
特に真面目な人であれば、残業や休日出勤も引き受けてしまい、ずるずる仕事時間が長くなっていきます。
上手に時間管理をしようにも、なかなか一筋縄ではいかないものです。
仕事と趣味の両立が大事だと頭ではわかっていても、うまく実行するのは容易ではありません。
調整が必要だし、段取り通りにうまくいくとも限らず、想定外のこともあります。
スムーズにうまくいかず、試行錯誤とトライアンドエラーの繰り返しになるのが普通です。
仕事と趣味の両立ができなくても、自分を責めず、今後の課題とすればいいのです。
たとえば、趣味の予定があったにもかかわらず、上司から急な仕事をお願いされ、うまく断れなかったとします。
旅行に行く予定があるなら、前もって上司や周りに話をつけておくといいでしょう。
先に言っておくことは大切です。
急な仕事が発生しても「あの人には前々から旅行の予定があったな。無理にお願いはできないね」と、抑止が働くようになります。
時間管理に失敗したとします。
ぎゅうぎゅうのスケジュールで、予定通りに進まなかったことが原因でした。
予定が1つずれると次の予定もずらさなければいけなくなります。
将棋倒しの状態となり、だんだん予定全体がぐだぐだになっていくのです。
そうした失敗があったのなら、次からは余裕を持ったスケジュールを心がければいいことです。
予定を立てる際は、15分から30分程度、一定の余白を設けます。
またすぐ終わる仕事を最初に終わらせ、時間がかかる仕事を後ろに持っていきます。
前回の失敗を生かしたスケジューリングを行えば、同じ失敗を防止できます。
仕事と趣味の両立ができなくても、自分を責めず、失敗を次に生かすことが大切です。
どこが悪かったのか分析して、そこをきちんと改善すればいいことです。
一度や二度の失敗は当たり前と考えるくらいでちょうどいい。
そして試行錯誤とトライアンドエラーの繰り返しを楽しむようにしてください。
「次こそはうまくやる!」と考えでいけば、モチベーションアップにもつながります。