歯の定期検診の際、歯科衛生士から詰め物が取れかかっていると指摘されました。
まだ取れてはいませんが、わずかにぐらぐらしている状態です。
それは鏡でも確認できました。
そのままにしていると、詰め物の隙間に汚れがたまってしまい、虫歯の原因となります。
ほうっておくのは良くないと思い、詰め物を作り直してもらうことになりました。
1週間後、新しい詰め物をはめ込むときのことです。
どうやら1週間のうちに歯の一部が欠けたようで、作った詰め物がぴったり合わず、作り直しが必要となりました。
こんなとき、文句を言わないことです。
「どうして欠けたんですか」「受け入れられません」「ミスがあったんじゃないんですか」とぶつぶつ言う人がいます。
文句を言ったところで、欠けてしまったものは仕方ありません。
固いものを食べていなくても、何かの拍子で歯の一部がぽろっと欠けることがあります。
一発でスムーズに解決しないことはよくあることです。
何らかの想定外が起こって、余計な手間暇がかかるのは珍しくありません。
歯科医師に非があるとは限らず、自分の食べ方にも非があった可能性もあります。
どちらに非があるのか考えたところで仕方ありません。
文句を言っていると、それだけ問題解決が遅くなります。
スムーズに解決する予定であっても、実際はそうならないケースもあります。
予定はあくまで予定です。
詰め物の作り直しが必要になるように、問題解決に取り組んでも、何らかの事情でやり直しをしなければいけないことがあります。
やり直しが必要になったとき、素直に受け入れるほうが、穏便に話が進みます。
結果として仕事の完了が早くなるのです。