問題解決には、自分を褒めるチャンスがあります。
しかも1回ではなく、3回あります。
自分を褒めるべきときは、きちんと褒めることが大切です。
最初に褒めるのは「問題に取りかかったタイミング」です。
まだ解決していなくていいのです。
取りかかっただけで立派なことです。
問題に取り組むのは誰でもおっくうなもの。
問題が起こったとき、多くの人は逃げたり無視したりなど、消極的な対応を取ります。
そんななか、逃げることも無視することもせず、きちんと取りかかりました。
この時点ですでに素晴らしいのです。
問題は、取りかかった時点で半分終わっていると言っても過言ではありません。
問題に取りかかったタイミングで、自分を褒めましょう。
次に褒めるのは「壁を乗り越えたタイミング」です。
問題に取り組んだとき、終始スムーズに進むことはまれです。
大なり小なり何らかの想定外が起こって、やり直しが必要になったり、余計な仕事が増えたりします。
壁に当たったとき、途中で投げ出す人は多いもの。
「やっぱりやめた」
「難しいからやめた」
「やる気がなくなったからやめた」
嫌になって頭に諦めの文字がちらつきますが、ここが正念場です。
粘りを見せて、何とか壁を乗り越えましょう。
遅くなってもかっこ悪くなってもいい。
誰か人の力を借りてもいいのです。
最善を尽くせば、きっと壁を乗り越えられます。
見事壁を乗り越えられれば、達成できた自分を褒めてください。
最後のタイミングは「問題を解決できたタイミング」です。
思ったより時間がかかったり、スムーズに進まず遠回りをしたりした場面もあったかもしれませんが、気にしません。
努力を重ねて最善を尽くした結果、問題を解決できたことは素晴らしいことです。
問題が解決したことで、心労が減り、気持ちよく次の仕事に取り組めます。
「きちんと問題を解決できた。自分は立派だ」と自分を褒めて、気持ちのいい達成感を味わいましょう。
この事実に気づけば、問題が起こった時点で嬉しくなります。
自分を褒めることは、意欲・モチベーションの維持にもつながります。
どしどし自分を褒めて、テンションを上げていきましょう。
問題解決力が上がっていくのです。