「ぎりぎり」「ぴったり」には要注意です。
隙間がないのは無駄がなくてベストに思えますが、実にリスキーな状態です。
旅行の予約を入れました。
ところが途中で都合が悪くなり、日程変更が必要になりました。
このとき腹を立てる人がいます。
「変更手数料がかかる!」「前後の予定もずらさないといけない!」「こんなことは納得できない!」と。
腹が立つのは、予備費・予備日を設けていないからです。
「ぎりぎり」「ぴったり」を心がけていることがよくありません。
スケジュールに変更が生じるのはよくあることです。
1つも問題が起こらず、終始スムーズにいくことはめったにありません。
あったとしたら、それはとてもラッキーなことです。
大切なことは「一発でうまくいくことはない」という考え方です。
変更が生じる可能性を想定しておくのです。
変更の可能性があるとわかっていれば「念のため予備日・予備費を設けておこう」という思考になります。
いざ都合が悪くなって変更が必要になっても、腹を立てることはありません。
「はい、わかりました」と平気な顔で対応できるのです。
何事も余裕が大切ということです。
仕事でも遊びでも何でも、余裕を心がけましょう。
一定の空白や隙間を作っておくだけのこと。
本棚は少し隙間を作っておくほうが快適であるように、日常生活でも少し隙間を作っておくほうが快適です。
余裕があれば、腹は立ちません。
余裕を作ることは、人生をスムーズに生きることになります。