あなたが、初めていくデパートがあるとします。
「本屋に行きたい」という希望があるとき、どう探しますか。
初めて入る大型デパートなら、何階のどこにあるのかがわかりません。
おそらくこういうときには、エレベーターやエスカレーターあたりに設置されているマップを見て確かめることでしょう。
移動のときといえば、決まってエレベーターやエスカレーターを使います。
大型デパートなら、エレベーターやエスカレーター前に必ずマップが設置されています。
それでもわからないときに初めて、詳しそうな人に聞いてみます。
そういう余裕があるときはいいでしょう。
しかし、余裕がないときがあります。
たとえば、足腰の弱い人と歩くときです。
私の両親は、ときどき東京へ遊びに来ることがあります。
私が知っている場所ならスムーズに案内できますが、東京観光では私の知らない場所やお店に入ることもしばしばです。
いえ、知らない場所だらけです。
足腰の弱い人と行動しているとき、マップのあるところまで歩くだけでも手間がかかります。
足腰が弱っている人と行動するときには、あまり無駄な距離を歩きたくない。
そんなとき、私はいきなり受付や店員に場所を聞いてしまいます。
本来は、マップを見てから探すのがマナーではありますが、余裕のないときにはいきなり聞いてしまいます。
場所をよく知る受付、店員などを適当に見つけて、尋ねます。
無駄を省くことができ、スムーズに観光を進めることができるようになります。
行きたい場所に最短距離で行ければ、歩く距離も時間も短くなるのです。