トラブルの解決に向けて頑張ります。
全力を尽くしているにもかかわらず、どうにもこうにもうまくいきません。
いくら頑張っても解決できず、気づけば、何日も経っていることがあります。
そんなとき、人から「諦めていいよ」と言われることがあります。
それは、上司だったり、取引先だったり、お客さまだったりです。
優しいことを言われると、気持ちがほろっと揺らぎます。
「諦めていいよ」と言われたとき、どうするかです。
自分から「諦めます」と言ったわけではありません。
人から諦めても良い許可が下りたことになります。
諦めるための大義名分としては十分です。
ここで諦めても、嫌々仕事を投げ出したことにはなりません。
相手から言われたことに従う形になるので、とりあえず体裁を保てます。
「諦める口実ができた」「あの人がそう言うなら仕方ないよね」とほっと安心するのです。
「諦めていいよ」と言われたときが、正念場です。
やすやすと受け止めないことです。
「諦めていいよ」は、優しい一言かもしれませんが、恐ろしい一言でもあります。
人は楽なほうに流されます。
優しいことを言われると「そうだよね、諦めるしかないよね」とうなずいてしまいます。
諦めたら最後です。
本当は解決できたかもしれないことが、できないままで終わります。
起きたかもしれない奇跡が起きなくなります。
自分の限界に挑戦することもできなくなります。
「諦めていいよ」と言われても、まだできることが残っていたり、あと少しでできそうな感覚があったりするなら、少し粘りたい。
ファイティングポーズを取り続けることです。
諦めるのは簡単ですが、諦めないのが大変です。
優しい言葉に流されません。
「もう少しやらせてください」の一言を言うことです。
そうすれば、可能性の扉が開きます。
素晴らしいことが起きるかもしれないし、自分の限界を突破できるかもしれません。
奇跡とは、諦めたときに起きるものです。
そこに希望の光があるなら、優しい言葉を振り切ってチャレンジを継続することも大事なのです。