人に迷惑をかけてしまったとき、ポジティブな発言には注意してください。
「ポジティブな発言は良いことじゃないの?」と思うかもしれません。
もちろん基本的に良いことではあるのですが、時と場合によって、口に出すのがNGとなるケースがあります。
特に注意したいのは、迷惑をかけた相手といるときです。
たとえば、自分のせいで相手に大変な迷惑をかけてしまったとします。
そんなとき、相手の目の前で「大丈夫、大丈夫」「これくらい大したことない」「小さなことにすぎない」と発言します。
本人はポジティブな意味で発言したとしても、相手はどう感じるでしょうか。
トラブルを軽視している印象を受けるでしょう。
自分が迷惑をかけたことに、責任を感じていないように感じられるのです。
自分はポジティブな意味で言ったつもりでも、迷惑をかけられた相手からすると、むっとする一言です。
「ポジティブな発言=失言」となるケースは少なくありません。
ますます相手を不快な気持ちにさせてしまい、事態を深刻にさせてしまうケースがあるのです。
自分はポジティブな意味で言っただけと思いますが、大切なのは、相手がどんな印象を受けるかです。
いくら自分はポジティブのつもりでも、相手が不快に感じたらNGです。
ポジティブな発言は大切ですが、いつでもどこでも発言すればいいわけではありません。
よかれと思って口にしたポジティブ発言が、相手をむっとさせることがあるのです。