ピンチのときは、呼吸が乱れています。
呼吸が浅くなったり、呼吸間隔が短くなったりしています。
これは無意識に起こります。
ピンチのときは、ストレスの影響で心拍数が上がり、自律神経も乱れがちです。
焦りや不安が強く、気持ちにも余裕がないので、呼吸が乱れて不安定になるのです。
大切なことは「呼吸の安定」です。
ピンチになったら、まず呼吸を整えましょう。
シンプルなことですが、最も効果的な方法です。
呼吸は「吸うこと」と「吐くこと」の2つがあります。
息を深く吸って、穏やかな呼吸を意識します。
吸うことより吐くことに時間をかけることがポイントです。
具体的には、次の2つのステップです。
これを落ち着くまで何度も繰り返してください。
回数を重ねるにつれてどんどん心が安定していきます。
呼吸が整えば心も整い、心が整えば余裕も生まれてきます。
脳に新鮮な酸素が行き渡るので、頭がすっきりして、思考の働きが良くなります。
落ち着いた思考を取り戻せば、採るべき方法や進むべき道が見えてくるのです。