ピンチに激しい動揺を覚える人は、ピンチの心構えがありません。
普段ピンチのことは考えません。
「ピンチは存在しない」「そのときになって考えればいい」と思っています。
「私に限ってピンチを経験することはない」と甘い考えがあります。
これがいけないのです。
ピンチを一度も経験しない人生はありません。
人生では、大なり小なり、必ずピンチの場面に襲われます。
心構えがないと、いざピンチがやってきたとき、頭が真っ白になってパニックに陥ります。
心臓がばくばくして、ばたばた大慌てすることになります。
「大変だ! もう終わりだ!」と、無駄に悲観したり嘆いたりするのです。
大切なのは「心構え」です。
「ピンチは存在しない、やってこない」と思うのではありません。
「ピンチは存在する。いつか必ずやってくるものだ」と思っておくことが大切です。
ピンチの心構えができていれば、いざピンチが訪れたとき、取り乱すことはありません。
「さあ、やってきましたね。お待ちしていました」と冷静に受け止められます。
久々のピンチなら「お久しぶりですね。もう来ないのかと思っていました」と、余裕の声をかけられるようになります。
どれだけ冷静にピンチを乗り越えられるかは、日頃の心構えが大切です。
心の準備ができていれば、ピンチは怖くありません。
むしろ楽しみになります。
「ピンチは存在する。いつか必ずやってくるものだ」という心構えが大切なのです。