ピンチのとき、完璧を目指さないことです。
完璧な計画や解決策、完璧な修正や改善、完璧な言葉や文章、完璧な行動や振る舞い。
完璧とは、言い換えると、満点です。
満点を目指すと、すべてが遅くなります。
ピンチをチャンスに変える方法もなかなか見つかりません。
いくら準備をしても「まだ足りない」となります。
良い解決策が浮かんでも「もっと良い解決策があるのではないか」と考えてしまい、なかなか決断ができません。
アクションを起こすときも「もっと良いタイミングがあるのではないか」と心配になり、ためらいが生じます。
すべてにおいてもたもたするのです。
これは完璧主義者の人によく見られます。
満点を目指す姿勢は素晴らしいのですが、ピンチ対応では非現実的です。
ピンチ対応では、わざわざ満点である必要はありません。
合格点をクリアできれば十分と考えましょう。
試験では合格点があるように、ピンチのときの対応にも合格点があります。
わざわざ満点を目指す必要はないのです。
とりあえず合格点をクリアできれば良し。
普通にピンチを乗り越えられます。
対応も言葉も行動も「とりあえず合格点はクリアできている」と思えば、ゴーサインを出しましょう。
合格点をクリアできていれば、文句は言われません。
フットワークが軽くなり、行動のスピードもアップするのです。