テストで最もよいスコアは100点です。
まさに満点。
100パーセントの正解率ということです。
しかし、いくら100点が素晴らしいとはいえ、理想的な100点を目指すのはよい勉強法とは言えません。
もちろん得意な分野はどんどん伸ばしていくのが大切です。
伸ばすのはいいですが、100点になるまで完璧にさせようとする必要はない。
100点を目指すには、膨大な時間がかかるからです。
たとえば歴史が好きな人が、90点を取ったとします。
90点という高得点は、すでに合格点です。
しかし、こうしたとき「あと10点で100点だ。もう少し頑張れば満点だ」と思うのは早合点です。
たった10点を補うためには、時間がかかります。
その時間があるなら、歴史以外の勉強をして、総合点を底上げしたほうが賢い勉強法です。
受験勉強では限られた時間内に、合格点を取ることが目標です。
満点を取る必要はありません。
合格点さえ取れていればいいのです。