公開日:2023年4月9日
執筆者:水口貴博

仕事の時間管理がうまくなる30の方法

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全員一致で決めるから、無駄な時間が生まれる。多数決で決めれば、無駄な時間がない。

全員一致で決めるから、無駄な時間が生まれる。多数決で決めれば、無駄な時間がない。 | 仕事の時間管理がうまくなる30の方法

物事を決めるとき、全員一致には注意してください。

全員一致とは、異議を唱える者は1人もなく、その場にいる全員の意見が、同じ方向にまとまるということです。

反対する人がゼロで、全員が賛成であれば、スムーズに可決です。

完璧に意見がまとまっているといえ、これほど素晴らしいことはありません。

しかし、全員一致は、1人でも反対がいるかぎり、決まらないことになります。

反対する人を説得するために、何度も会議を開いたり議論を行ったりしなければいけないため、無駄な時間が生まれるのです。

反対する人を説得するのは容易なことではありません。

多大な労力が必要となります。

懸命に説得しても首を縦に振ってもらえず、結局議論が無駄に終わることも少なくありません。

たった1人の反対者せいで、プロジェクトの進行が遅くなったり頓挫したりします。

スピードが求められるプロジェクトで、全員一致のルールを取り入れるのは致命的なブレーキになりかねません。

いつまでたっても物事が決まらず、いたずらに時間ばかりが過ぎていき、暗礁に乗り上げることになるのです。

歴史を振り返ると、過去に国際連盟がありました。

国際連盟が失敗したのは、総会で全会一致制を採用していたことが原因の1つとされています。

無駄な時間を減らすなら、多数決で決めるのがベストです。

多数決は、民主主義を実現する優れた決定方法です。

過半数や3分の2以上の賛成で決議というルールにすれば、さっと決められます。

「賛成の方は挙手をしてください。賛成が過半数なので決定します。では、次の議題に移ります」

1回の挙手や投票で決まり、物事が円滑に進むのです。

仕事の時間管理がうまくなる方法(21)
  • 決議のルールは、全員一致ではなく多数決にする。
いらいらすることがあれば、そのままにしない。
すぐリフレッシュをして、落ち着きを取り戻そう。

仕事の時間管理がうまくなる30の方法

  1. 予定通りに進むスケジュールの立て方。
  2. 時間割を作成すると、きびきび動きやすくなる。
  3. 仕事の種類によって、必要な準備が異なる。
  4. メモの習慣は、無駄な時間を減らす習慣。
  5. 通知機能は、集中力の大敵。
  6. ビジネスメールで差をつけるポイントは「拝受のメール」にある。
  7. 時間がないという人は、優先順位を間違えている。
  8. 低スペックのパソコンでは、仕事のスピードアップにも限界がある。
  9. 集中力が切れた状態で、無理に仕事を進めない。
  10. 探し物の時間を減らすことが、無駄な時間を減らすことにつながる。
  11. 会議は無駄な時間になりやすい。
    必要性を感じない会議は、どんどん断る。
  12. ランチは、いつも同じ人と取るより、違った人と取るのが良い。
  13. うとうとしているとき、無駄な時間が発生している。
  14. 上手に話を遮ることも、仕事のスキル。
  15. 「○○時間以内に」より「○○時に」。
  16. 「送った、送らない」の水掛け論は時間の無駄。
    さっさと送り直せばいい。
  17. 1分前の到着なのに、遅刻になった男性がいた。
  18. さばを読んだ締め切りを伝えると、不信感につながる。
  19. 締め切りは、相手のためではなく、自分のためにある。
  20. 締め切りの延長は、あくまで最終手段。
    最初から「締め切りを延ばしてもらえばいいよね」と考えない。
  21. 全員一致で決めるから、無駄な時間が生まれる。
    多数決で決めれば、無駄な時間がない。
  22. いらいらすることがあれば、そのままにしない。
    すぐリフレッシュをして、落ち着きを取り戻そう。
  23. 待たせる側より待つ側になったほうが、時間を有効活用できる。
  24. 機械に、自然治癒力はない。
  25. 自分の分身を作るつもりで、部下の教育に力を入れる。
  26. 翌日の準備をすることは、無駄な時間をなくすこと。
  27. なぜあの人は、膨大な仕事量を処理しているのに、涼しい顔をしているのか。
  28. 犯人捜しは時間の無駄。
  29. 時間の使い方が上手な人は、お手本にしよう。
    時間の使い方が下手な人は、反面教師にしよう。
  30. 3分も、考えようによっては、まとまった時間。

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