仕事が複数あるときは、まず「優先順位」を考えます。
重要度や緊急度の高いものは早めに対応して、低いものは後回しにします。
特に締め切りが迫っているものは、優先順位も高くなるでしょう。
優先順位が決まったら紙に書いておくと、目で確認できるようになります。
仕事が複数あるとき、優先順位を考えるのはビジネスの基本ですね。
優先順位はスムーズに進めるために必須であり、基本でありながら重要なポイントでもあります。
もちろん優先順位を考えるのはいいのですが、注意したいことがあります。
優先順位に変更が生じたとき、どうするかです。
優先順位に従って仕事を進めていると、途中で誤りに気づくことがあります。
気づくまではいいのですが、この後が大切です。
「すでに決めたことだから」「もう取り組み始めたから」と、最初の優先順位にこだわる人がいます。
変更にはストレスが伴います。
変更に抵抗感を覚える人も少なくありません。
プライドの高い人によくありがちです。
優先順位の変更は、自分の非を認めるように感じて抵抗があるのです。
また、手間暇をかけて考えた優先順位なら「せっかく手間暇をかけたのだから」と惜しむ気持ちが出てきて、抵抗感を覚えます。
たしかに手間暇をかけて考えた優先順位かもしれませんが、かたくなにこだわるのも考えものです。
優先順位が誤っていることに気づきながら仕事を進めていると、うまくいくこともいかなくなります。
優先順位の誤りに気づいたら、ためらうことなく変更しましょう。
優先順位の変更は悪いことではありません。
普通のことであり、よくあることです。
実際に取り組み始めてから、優先順位の誤りに気づくこともあります。
仕事によっては、始めてみないとわからない優先順位もあります。
また、最初は正しい優先順位であっても、途中で状況が変わって不都合になることもあります。
誤りに気づいたり状況が変わったりすることがあれば、優先順位の変更は必要です。
そこで「どうしよう、どうしよう」とためらっていると、どんどん貴重な時間が過ぎてしまいます。
おかしいと気づいた瞬間、さっと変更すればいいのです。
こだわりやプライドも捨てましょう。
無理にこだわったところで悪影響にしかなりません。
優先順位は、あっさり変えていいのです。
罪悪感は不要です。
紙に優先順位を書き留めているなら書き換えましょう。
優先順位の誤りに気づけただけでも、よかったと思うことです。
誤りに気づかないまま進めていれば、トラブルになっていたかもしれません。
誤りに気づけただけ幸いです。
優先順位を変更して、さらに状況が変わったなら、再び優先順位を変更します。
優先順位の変更に抵抗を感じる必要はありません。
あっさり優先順位を変更できる人になってください。
これが柔軟な対応です。
優先順位の変更も、臨機応変の1つです。