仕事中「こうすればもっと良くなるのではないか」と気づくことがあるでしょう。
ちょっと気になるところが見つかって、頭をひねって知恵を出し、改善をしました。
改善は、紛れもなく良いことです。
悪いところが改められ、良くなったということです。
改善にはさまざまなタイプがあり、品質向上、効率化、トラブル対策など多岐にわたります。
改善することで、仕事の質やスピードがますます良くなります。
改善は間違いなく良いことであり、ここに議論の余地はありません。
ただし、改善ができて終わりではなく、大切なのは「改善の後」です。
改善した後にすることは何でしょうか。
「さらなる改善」なのです。
改善が達成すれば「一丁上がり!」とそこで満足する人がいます。
たしかに改善ができたことは素晴らしいことですが、そこで足を止めないことです。
1回の改善だけでは不十分です。
改善回数に上限はありません。
10回でも20回でも、100回でも200回でも、改善をしていきましょう。
「そんなにやるの?」と驚くのは「改善なんて数回程度で十分」と考えている人です。
改善は1回やって終わりではありません。
無限に繰り返していくものです。
「もっと速くできる方法はないか。もっとわかりやすくなる方法はないか。もっとスムーズになる方法はないか」
目立って悪いわけでなくても、改善の余地があるなら着手することです。
改善、改善、また改善。
「あらゆる改善をやり尽くした」と思ってからが、本当のスタートです。
じっくり目を凝らし、さまざまな角度から観察してください。
注意深く観察すれば、ほかにも改善できるところが見つかるはずです。
本当に小さなことであってもいいのです。
1秒、1ミリ、1パーセントの改善のために、まだ何かできることがあるはずです。
これが「仕事を面白くする」ということです。
小さなことであっても、気になる点が見つかれば、改善の余地があります。
改善ができる人は、仕事ができる人です。
改善を繰り返す人は、仕事が向上するだけでなく、職場での評価も高くなります。