上司から急な変更を受けたときが評価の分かれ道です。
上司から依頼された仕事をしていると、急な変更をお願いされることがあります。
そんなとき、むっとした表情を返さないことです。
もちろん不満に思うところはあるのでしょう。
せっかく頑張っていた仕事が無駄になります。
一部であれ全部であれ、途中までやった仕事が無駄になると、倦怠感が襲って大きなため息が漏れるでしょう。
上司の計画性に首をかしげてしまいます。
「急な変更は困る」「最初に言ってほしかった」「後から変更がないようにしてほしい」と不満を言いたくなるかもしれません。
しかし、社会で仕事をしていると、朝令暮改は日常茶飯事です。
上司も悪気があって急な変更をお願いしているわけではありません。
上司も人間ですから、見積もりを誤ることがあります。
上司に非があるとも限りません。
取引先の都合からの急な要求で仕方ないときもあるでしょう。
上司も「申し訳ない」と思いながら、仕方なくお願いしています。
部下に嫌な顔をされると、上司もいい気分はしません。
次から仕事を依頼しにくくなります。
「変更をお願いすると嫌な顔をされるからなあ」と思うようになり、だんだん仕事の依頼が減っていきます。
あるいは、減らされます。
仕事が振られなくなると、だんだん社内から浮いてしまい、孤立を深めるのです。
大切なのは、快く受け入れることです。
上司から急な変更を指示されたら、むっとした表情は見せません。
「困ります!」「どうしてですか?」という返事もしません。
「はい、承知いたしました!」と笑顔で受け入れることです。
笑顔で快諾がすれば、上司もほっと安心できます。
「理解のある部下で助かる」「急な変更にもかかわらず快く受け入れてありがたい」と喜ばれ、感謝の念を持つでしょう。
同期と差が付くのはこういうところです。
「この人には仕事を依頼しやすい」となり、部下として株が上がるのは間違いありません。
急な変更を快く受け入れる部下は依頼しやすい印象が強くなります。
上司としても心強い存在として映り、重宝されるようになります。
上司との関係もよくなり、チームワークの結束も深まり、仕事がスムーズに進むのです。