嫌いなこと、気の進まないこと、興味のないことは、しないようにしましょう。
「成長のために頑張れ。我慢をしなさい」という人がいますが、私はそう思いません。
嫌いなことを我慢してやっていれば恨みや憎しみが、蓄積されてしまうからです。
たしかに苦しむことで得られる成長や学びもあります。
しかし、我慢により恨みや憎しみがたまり、性格の悪い人になっていくことのほうが、あとあと怖いのです。
嫌いなことをしてきた人は、自分が這い上がってきたからと、後から来る人にも同じ苦しみを与えようとする傾向が見られます。
「自分も苦しんだから、お前も苦しめ」
厳しいことを経験して、恨みを背負い、心の傷を負っているがために、性格が悪くなってしまうのです。
嫌いなことや我慢をして成長するくらいなら、好きなことをして成長することです。
好きなことをしていれば、後から来る人に対して恨みを持ったり妬みを感じたりすることはありません。
「自分は好きなことばかりやっていて申し訳ない」という気持ちになり、むしろ謙虚な性格になります。
好きなことをやっていると、性格までよくなるのです。
成長、自己啓発という観点から見ると、好きなことをしていても、嫌いなことをしても、成長が得られます。
ですが、精神的な充実感としては、まったく異なるのです。
嫌いなことをしていると恨みが生まれますが、好きなことをやっていると感謝が生まれます。
まさに天と地の差です。
長期で見て、やはり、好きなことをしながら成長していくほうが、人として健全な成長が望めるのです。