不安を放置しないことです。
異常や不具合が見つかったとき、対処が面倒に感じることがあるでしょう。
「不安を放置すれば、そのうち自然と消えるのではないか」
希望的観測を持ちたくなりますが、実際はほとんどありません。
むしろ逆のパターンが大半です。
不安を放置していると、大きくなって返ってきます。
健康診断で異常が見つかり、備考欄に「精密検査の受診が必要」と書かれていました。
すっきりしない結果が返ってきて不安になるところですが、この後が大切です。
精密検査を面倒くさがって、そのままにするのはよくありません。
「体調は普通。痛みも違和感もない。たまたま悪い数値が出ただけだろう。測定の仕方が悪かったのかもしれない」
安易な自己判断はNGです。
自覚症状がなくても、実際に異常が見つかったのは事実です。
そのまま放置していると、知らず知らずのうちに状態が悪化していく可能性があります。
気づいたときは「大変なことになっていた」ということになるのです。
生活改善や軽い治療で済むものが、大きな治療や手術が必要になるでしょう。
大きな治療や手術が必要となれば、それだけ大金も必要になります。
最悪の場合、すでに手遅れというケースもゼロではありません。
「あのとき素直に精密検査を受けておけばよかった」と後悔することになります。
不安を放置していると、自然と消えるのではなく、大きくなって返ってくると決まっています。
「不安を放置して自然と解決したことがある」という人もいるかもしれません。
それはラッキーだっただけです。
以前にあったからといって、同じラッキーが再び起こるとは限りません。
むしろ「あのときの行動はよくなかったね。危なかったね」と反省しておくほうが賢明です。