「不安をなくしたい」
「不安を小さくしたい」
「不安が頭から離れず、夜も眠れない」
不安をなくしたいと悩んでいる人は多いものです。
最初に結論を言ってしまいますが、不安を完全になくすのは不可能です。
お酒や運動で一時的に忘れたり紛らわせたりすることはできても、人生から不安をなくすことはできません。
私たちは生きているかぎり、常に何らかの不安を抱えながら生きることになります。
学生には学生なりの不安があります。
勉強の不安、部活の不安、恋愛の不安、人付き合いの不安、将来の進路の不安。
社会人なら社会人なりの不安があります。
仕事の不安、お金の不安、健康の不安、子育ての不安、老後の不安。
定年退職をしても、やはり不安は続きます。
男性であれば男性なりの不安があり、女性であれば女性なりの不安があります。
独身であれば独身なりの不安があり、既婚であれば既婚者なりの不安があります。
人生のどんなステージにいようと、その立場なりの苦労があって、ずっと不安が続くことになります。
不安をゼロにするのは不可能です。
人生に不安はつきものであり、死ぬまでずっと何らかの不安を持つことが宿命となっています。
不安とは切っても切れない関係ですから、うまく付き合っていくしかありません。
不安をなくすことはできないとわかってショックを受けるかもしれませんが、ここで大切な話があります。
不安をなくすことはできませんが、小さくすることなら可能です。
ゼロにはできませんが、限りなくゼロに近づけることなら可能なのです。
発想を変え、努力の方向を切り替えてください。
私たちが目指すのは、不安を「なくすこと」ではなく「小さくすること」です。
不安要素を解決していけば、発生確率を下げることができ、不安感を小さくできます。
不安を小さくしていき限りなくゼロに近づけることができれば、ほぼ気にならならなくなり、最終的には無自覚となります。
このとき、不安がなくなったのも同然となります。
現実として不安はあるものの、感覚としては不安がなくなった状態にできます。
不安があるのは悪いことではなく、普通のことです。
大切なのは、不安を小さくしていくことです。
むしろ不安を上手に利用していきましょう。
不安は「人生のパートナー」と考えてください。
不安をやる気やモチベーションに変えて、人生を切り開くことです。