恋愛の法則があります。
「大好きは、大嫌いにもなりやすい」です。
誰かを大好きになっているとき、怖くなるときがあります。
大好きな人とは、大嫌いにもなりやすいからです。
今が幸せすぎればすぎるほど、失ったときのことが怖くなります。
たとえば、誰か人を好きになったとします。
相手に対して、気持ちが大きくなります。
喜怒哀楽も、いつもより大きくなります。
楽しみや喜びという気持ちだけ大きくなってくれればいいのですが、そうはいきません。
人を好きになってしまうと、相手への期待値も大きくなる。
楽しみや喜びだけでなく、怒りや悲しみまでも大きくなってしまうのです。
期待値が大きすぎると、がっかりを飛び越えて、怒りになります。
愛する人と幸せな時間を過ごしていたほど、別れるときには、強い怒りや悲しみがこみ上げます。
深い恋愛ほど、悲しみの深い失恋になりやすいのです。
その結果、大好きな人を、大嫌いにもなりやすい。
ここが注意です。
今まで2人で作った数々の思い出を、別れるときに大喧嘩をして、全部壊してしまいやすいのです。
せっかく一生懸命に作ったガラスの作品を、うっかり落として、粉々にしてしまう感じです。
別れるとき、これまでの思い出が一気に消えてしまう。
大嫌いになると、思い出すのさえ、苦痛になります。
場合によっては、絶縁に踏み切ろうとすることもあります。
それは後味が悪い。
気持ちよく別れるのは、思ったより難しい。
言うのは簡単ですが、実際、実行するのは難しいのです。
大恋愛をしても、いかに気持ちよく別れるか。
思ったより難しいですが、自分の成長のための挑戦なのです。