食に対する感謝は、まず「ありがとう」が基本です。
親に作ってもらった食事があるでしょう。
「おいしい食事を作ってくれてありがとう」です。
食品売り場には、新鮮な野菜や果物が並んでいるでしょう。
「育ててくれてありがとう」「売ってくれてありがとう」です。
レストランに行けば、贅沢でおいしい料理を楽しめるでしょう。
「贅沢でおいしい料理をありがとう」です。
ありがとうは、食の基本ですね。
感謝の気持ちがあると、食後の余韻もよくなります。
「チャージ完了!」「また頑張ろう!」と前向きな気持ちも強くなります。
では、ありがとうで十分かというと、そうではありません。
ありがとうのほかに、もうひとつ大切な感謝の気持ちがあります。
それが「ありがたい」です。
「ありがとう」と「ありがたい」。
どちらも感謝の気持ちですが、少し違いがあります。
「ありがとう」は、外に向かって使う感謝言葉であり、お礼として使うものです。
「ありがたい」は、内に向かって使う感謝言葉であり、自分の心で感じるものです。
ありがとうも大切ですが、それだけで満足せず、ありがたいという気持ちも大切です。
親に作ってもらった食事があるでしょう。
「食事を作ってくれてありがたい」と、しみじみ感謝を感じましょう。
手間暇かけて作ってくれた食事には、親の愛情がこもっています。
毎日ご飯を食べるとします。
「毎日白いご飯が食べられるなんてありがたい」と、しみじみ感謝を感じましょう。
シンプルな白ご飯でも、感謝の気持ちがあれば、いっそうおいしく感じられます。
レストランでおいしい料理を堪能しました。
「こんなおいしい料理を食べられるなんてありがたい」と、しみじみ感謝を感じましょう。
生産者・料理人・店員さんなど、食に携わる人たちに対して敬意と感謝の念を抱くことです。
「ありがたい」と思えば思うほど、いかに自分が恵まれているか気づかされます。
恵まれた自分に気づくことで、心の中で感謝の気持ちが湧いて、そして増幅されます。
命に対する感謝が生まれ、真剣に人生を生きようという気持ちが強くなります。
生きる力とポジティブ思考が強くなるのです。
感謝ができる人は、心のきれいな人です。
感謝をすればするほど、食生活全体が素晴らしく輝いていきます。
今まで「ありがとう」しか意識していなかったなら、これからは「ありがたい」を大切にしましょう。
今まで「ありがたい」しか意識していなかったなら、これからは「ありがとう」を大切にしましょう。
感謝の方向は、外側・内側の両方を叶えましょう。
「ありがとう」と「ありがたい」の両方があってこそ、素晴らしい感謝が実現します。