自宅で食事を終えたら、食器を洗います。
シンクの前に立ち、スポンジに食器洗剤をつけて、ごしごし洗っていることでしょう。
洗い物が山積みだと、仕事をする前からげんなりするかもしれません。
特に冬場の寒い時期は、食器洗いも大変ですよね。
このとき、どんな気持ちで洗っていますか。
特に何も考えず、ぼんやり食器を洗っていませんか。
「嫌だ」「面倒くさい」と思いながら食器を洗っている人もいるかもしれません。
たしかに食器を洗うのは手間暇がかかります。
スキルアップやキャリアアップにつながるわけはありません。
アルバイトのように、お給料をもらえるわけでもありません。
ひたすら単純作業なので、つまらなくてストレスを感じるもの。
食器を洗うのは割と時間がかかるものなので、ちょっとおっくうに感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、ちょっと待ってください。
あなたがおいしく食事ができたのは、食器のおかげです。
「たかが食器」と思うかもしれませんが、少なからずお世話になったのは事実です。
ここで大切なのは「感謝の気持ち」です。
感謝の気持ちを込めながら食器を洗いましょう。
あなたなりの感謝の言葉でかまいません。
「お世話になりました。おかげでおいしく食事ができました。ありがとう、食器さん」
心の中でつぶやきながら洗ってみてください。
感謝の気持ちを込めて食器を洗えば、食器洗いの時間も楽しくなるでしょう。
感謝の気持ちがあれば、自然と食器を洗う手つきが丁寧になって、優しくなでるような洗い方になるでしょう。
食器に「さん」をつけるのも工夫です。
食器に敬称をつけると、より身近に感じて親しみが深くなり、感謝の念も強くなるでしょう。
お皿やお茶碗だけでなく、ナイフやフォークといったカトラリーを洗うときも、心がけは同じです。
感謝の気持ちを込めながら、一つ一つの食器を丁寧に洗ってください。
感謝の気持ちがあれば、おっくうな気持ちも吹き飛びます。
それどころか、食器を洗う時間が有意義に感じられるでしょう。
食事のとき食器のお世話になったのですから、今度はあなたが食器のお世話をする番です。
感謝しながら食器をきれいにすれば、あなたの心もきれいになります。
食器を洗う時間は、あなたの心を洗う時間です。