流されない生き方をするなら妄想には注意です。
想像ならいいのです。
自分の未来をイメージしてわくわくすることがあるでしょう。
なりたい自分をイメージすれば「実現させたい!」という気持ちが高ぶるでしょう。
理想の未来を思い描くことで、夢に向かう力がみなぎってくるでしょう。
夢を叶えたイメージが、心の励みになることもあるはずです。
あくまで現実的な想像であれば、健全です。
しかし、妄想となると話が変わります。
妄想すると、現実からかけ離れたイメージにとらわれます。
妄想と想像は似て非なるものです。
想像と妄想の違いとは何か。
それは「現実味があるかどうか」です。
想像は、あり得る範囲のことであって現実味があります。
妄想は、あり得ない範囲に及んでいて現実味がありません。
妄想とは、いわば想像が暴走した想像状態です。
妄想は、気持ちだけが先行するため、現実を無視したイメージが膨らみます。
「宝くじの1等を当てて、毎日遊んで暮らす」
「憧れのアイドルと結婚する」
「大富豪と結婚して、円満夫婦を築く」
「背中に羽を生やして、空を自由に飛び回る」
「会社を起業して、最年少で上場する」
きわめて可能性が低いことを本気で考え、信じてしまうようになります。
非現実的な理想を追うことになり、自立性や主体性が失われます。
真実ではないものを、真実と誤って思い込むことが増えます。
外部の圧力を受けたとき、無意識のうちに流されてしまうのです。
妄想がエスカレートすると、誇大妄想や被害妄想に発展することも少なくありません。
こうなると大変です。
妄想と現実の境がわからなくなり、おかしな言動をすることになります。
「ちょっとおかしいよ」と失笑を買うことになるでしょう。
被害を受けていないのに「被害を受けている」と誤解するでしょう。
自分が被害を受けるだけでなく、周りに迷惑をかけてしまいます。
心のバランスが崩れ、精神的な病になる可能性もゼロではありません。
妄想するのではありません。
行動するのです。
妄想する暇があれば、行動してください。
想像がエスカレートして妄想に発展しそうになれば、行動のゴーサインです。
妄想に発展する前に行動しましょう。
行動すれば、妄想の霧が晴れ、現実が見えてきます。
合理的で現実的な考え方ができるようになります。
行動すれば、自ら道を切り開くことになるため、自立性や主体性が養われます。
行動することは、夢に近づくことであります。
一歩前に踏み出すことは、一歩夢に近づくこと。
行動すればするほど夢に近づいている実感が湧いて、人生が楽しくなっていくでしょう。
もちろん行動することで失敗をすることもあるでしょう。
失敗も1つの結果です。
その失敗を足がかりにすることで次のステップに進めます。
以上のことをまとめたうえで、あなたに名言を贈ります。
「妄想するな。行動しろ」
流されない生き方の基本です。