アマチュア意識にならないことです。
アマチュア意識では、甘えと油断が生じます。
「私は素人ですから」
「私はまだ経験が浅いですから」
「ちょっと片手間でやっているだけですから」
アマチュア意識になっていては、本気になれません。
「間違えても許してくれるだろう」
「失敗しても誰かが責任を取ってくれるだろう」
「アマチュアだから仕方ないよね」
心に甘えが生じて、生ぬるい考え方になってしまいます。
惰性心が生まれ、心のどこかでサボってもいいと考えてしまう。
アマチュア意識になると、甘えと油断によって人を頼ることが増えます。
依存心が生じて、結果として周りに流されやすくなるのです。
プロ意識を持ちましょう。
自分の仕事は、種類や大小に関わらず、誇りとプライドを持って打ち込みましょう。
プロ意識を持てば、びしっと気持ちが引き締まります。
サボる考えが吹き飛び、常に全力投球で打ち込むようになります。
お客さまからお金をもらうかぎり、責任を果たさなければいけません。
金銭に見合うだけの結果を出さなければいけません。
支払われる金額が少なくても、仕事に対する姿勢は誠実であることです。
依頼されたということは、期待されているということです。
それだけの価値があなたにあるということです。
期待には、できるだけ応えていくことが大切です。
ここで大切なことがあります。
「プロでなくてもプロ意識を持つ」ということです。
「自分はプロではない」
「まだプロレベルには達していない」
「自分はまだまだアマチュアレベル」
謙遜する人もいるでしょう。
「プロ意識はプロになってから持てばいい」と思う人もいるかもしれません。
これは違うのです。
たしかに正式にプロとして認められるには、十分な実績や高い評価が欠かせませんが、プロ意識は違います。
プロ意識は、あくまで「意識」です。
意識を持つことは自由です。
プロは人に決めてもらうものですが、プロ意識は自分で決めるものです。
周りがなんと言おうと、今この瞬間から「プロ意識を持つ」と思えば、プロ意識を持てます。
レベルとしてはアマチュアであって、プロ意識を持つことは可能です。
資格や免許がなくても、プロ意識を持つことです。
スキルが未熟であろうと実績が不足していようと、プロ意識を持って仕事に取り組んでください。
心に火がつきます。
びしっと気合が入ります。
ふつふつ熱い気持ちが湧き上がり、使命感・責任感が生まれてくるでしょう。
メンタル面でプロ意識を持てば「本気の姿勢」が生まれます。
誰から言われるまでもなく、自分で「こうすべきだ」ということが見えてきます。
プロとしてあるべき姿や正しい方向性が見えてきます。
そうした心や気持ちがぶれない軸となり、流されない力へと変わるのです。
たとえアマチュアであっても、プロ意識を持つことです。
スキル面ではアマチュアレベルであっても、メンタル面ではプロレベルになることです。
今はアマチュアでも、プロ意識を持って取り組んでいれば、近い将来プロになれるでしょう。
プロ意識を持って取り組んでいる人が、プロになれないわけがありません。
「レベルはアマチュアでも、プロ意識を持って取り組みます!」と宣言してください。
少し時間はかかるかもしれませんが、高い意識を持って取り組んでいれば、いずれスキルや実績が追いついてきます。
プロだからプロ意識を持つのではありません。
プロ意識を持つからプロになるのです。