流されない生き方をするためには、成功体験と失敗体験のバランスが重要です。
「失敗をしたくない」
「失敗体験はゼロにしたい」
「失敗なんて大嫌い」
そう思っているなら要注意です。
人生は、失敗を避けて通れません。
挑戦の数が多いと、同時に失敗体験も増えるのが普通です。
初めて取り組むことは、手順や方法がわからずコツもつかめていないので、うまくいかないことが多いでしょう。
失敗体験はあってもいいのです。
むしろ失敗体験は欠かせません。
失敗は、成長に欠かせないものだからです。
失敗を通して学ぶことがあるでしょう。
失敗による気づきは、成功のタネ。
失敗のおかげで反省点や改善点が見つかり、自分を高めていけます。
では、何に注意するのかというと「失敗体験ばかり」という状況です。
成功体験が少なく失敗体験が多くなると、心の中で「ある悪魔」が暴れ始めます。
「自己否定感」という名の悪魔なのです。
成功体験が少なく失敗経験が多くなると、気持ちが落ちていく一方です。
するとあるとき、自己否定感が芽生えてきます。
「何をやってもダメ」
「どうせ次も失敗する」
「頑張るだけ無駄」
どんどん自信が失われ、否定的な考え方になります。
無意識のうちに自分で自分を攻撃するようになる。
これはよくありません。
自己否定感による悪影響を受けています。
何に対しても消極的になってしまい、弱々しい生き方になります。
自分に自信が持てなくなると、自分の考えにも自信が持てなくなります。
そうすると、安易に人を頼る傾向が強くなります。
「自分に自信がないから、人の言うことを聞こう」
「自分の判断より人の判断のほうが正しいだろう」
「自分が決断するより、人に決断してもらうほうがいい」
自己否定感という悪魔が暴れ出すと、依存的な態度に発展します。
流されやすい状況を引き寄せてしまうのです。
成功体験を積み上げていきましょう。
失敗体験はあっていいのです。
失敗体験があっても、それをはるかに上回る成功体験を積み上げていけばいい。
山のように成功体験を積み上げていきましょう。
失敗体験の傷は、圧倒的な成功体験で癒やしていきましょう。
こつこつ成功体験を積み上げていくことで、自信の芽が芽生えてきます。
「私はやればできる人間だ」
「私は価値のある人間だ」
成功体験を積み重ねていくことで、ぐいぐい自己肯定感が高まります。
失敗体験を飲み込んでしまうほどの圧倒的な成功体験があれば、自分に自信がついて、自分の価値を実感できます。
確固たる自信によって自己決定力が強化されます。
揺るぎない自分が確立され、流されなくなります。
成功体験とはいえ、大きなことである必要はありません。
小さなことでいいのです。
小さなことでも、れっきとした成功体験です。
最初は簡単なことから始めます。
成長に応じて少しずつ難易度を上げていけば、スムーズにステップアップができるでしょう。
成功体験が積み上がるにつれて、自信がついてきます。
その自信が「強さ」に変わります。
成功体験を積み重ねていけば流されないのです。