アマチュアとプロの仕事ぶりは、そっくりです。
一生懸命に仕事に打ち込む姿は、一見すると、大差ありません。
成績のいい人と悪い人の勉強をしている姿は、ほとんど変わりません。
もちろん集中力や意識などの違いはあります。
しかし、アマチュアとプロの違いが顕著に表れるのは、別のシチュエーションです。
「仕事をしているとき」ではなく「仕事をしていないとき」です。
たとえば、食事です。
アマチュアは、食事に気を使いません。
おいしいものを、欲の向くままに取ります。
栄養バランスを考えることもなく、おいしいものをおなかいっぱいに食べます。
若いうちは問題ないでしょう。
若いころは誰もが健康です。
栄養バランスが崩れた食生活を多少送っても、表面に現れにくい時期です。
しかし、表面に現れていないだけで、体の中では蓄積されています。
その蓄積は、年を取ったときには、ふわりと表面に出てきます。
バランスの崩れた食生活は、短期的には差が出ませんが、長期的に見ると確実に肉体へ悪い影響を与えます。
食生活が荒れていると、疲れやすくなり、体調不良で休みがちになります。
次第に、仕事を休むことが増えます。
そのダウンしたときに、プロと差がついてしまいます。
F1レーシングでは、それぞれ車のスピードには大差ありません。
差が出るのは、ピットに入る回数が増えるときです。
車の調子が悪くなったり、タイヤが熱だれしやすくなったりすると、ピットに入る回数が急に増えます。
ピットに入って車を停車させている間に、一気に差をつけられます。
一生続けるような仕事をするためには、やはり健康面のケアが必要です。
体は、資本です。
健康な体があってこそ、しっかり仕事に打ち込めます。
プロ意識のある人ほど、長く仕事を続けるために食べるものには気を使うのです。