度が過ぎないように注意してください。
度が過ぎるのは、後悔を生むもとです。
人生では時に、度が過ぎてしまうことがあるもの。
たとえば、大切な勝負所です。
試合前、試験前、プレゼン前。
大切な勝負所では、根を詰めて集中することがあるでしょう。
ミスや失敗が許されない場面では、後悔がないよう、準備やトレーニングなり、ぎりぎりまで没頭するはずです。
一晩限りの徹夜なら、何とか乗り越えられるでしょう。
短期や一時的で終わることなら、大きな問題はないはずです。
本番が終了してすぐ休憩を取れば、スムーズに回復できるでしょう。
勝負所に限ったことならいいのです。
注意したいのは、普段から頑張りすぎている状態です。
頑張るのはいいですが、頑張りすぎるのはよくありません。
集中していると自己管理がおろそかになり、いつの間にか度が過ぎることがあるもの。
力を入れすぎたり休憩を忘れたりすることが少なくありません。
たとえば、トレーニングです。
無理に体を酷使すると、オーバートレーニングになります。
一時的に踏ん張る程度ならいいのですが、長期的に続けば、体を壊すことになるでしょう。
いったん体を壊してしまうと、治療や完治に時間がかかります。
お金も時間も大きなロスを生むことになります。
頑張りすぎたばかりに、かえって悪い結果を招く恐れがあります。
仕事のやりすぎもNGです。
仕事をやりすぎると、大きなストレスを抱え込んで対処に苦労します。
ストレスがあってもきちんと発散できればいいのですが、長時間労働になると、ストレスを発散できる時間すらなくなります。
大きな疲労のため、いつか重大なミスを犯すことになるでしょう。
あるいは抱え込んだストレスが爆発して、病に発展する可能性もゼロではありません。
勉強もやりすぎには注意することです。
勉強をやりすぎると、燃え尽き症候群になります。
念願の合格を果たせても、燃え尽きてしまっては意味がありません。
勉強への意欲がすっかり失われ、抜け殻のようになります。
せっかくの学生生活が台無しになります。
せっかく覚えたことをすべて忘れてしまいます。
勉強を頑張りすぎたせいで、勉強嫌いになっては本末転倒です。
何事も「ほどほど」を心がけることです。
少なすぎるのもよくありませんが、やりすぎるのもよくありません。
トレーニングは、ほどほどにしておくことです。
無理をしない程度が大切です。
オーバートレーニングが一時的にあっても、長期的にならないよう注意しましょう。
無理をしないで続けることで、着実にトレーニング効果を高めていけます。
仕事も、ほどほどにしておきましょう。
毎日仕事ばかりではなく、適度に休憩を挟んだり上手に休憩を入れたりして、リラックスする時間を作ることが大切です。
きちんと休んだり遊んだりするから、パワーが充電されます。
体調を壊すことなく、長期的に仕事に打ち込めます。
勉強もほどほどにしておきましょう。
勉強は、マイペースでこつこつ続けるのが一番です。
マイペースだからこそ、無理なく長く続けられます。
無理をしないから、やる気やモチベーションも続きます。
こつこつ続けるからこそしっかり身につき、着実に学力が養われます。
人生は長旅です。
長旅を生き抜くためには、故障や挫折に注意を払わなければいけません。
途中で諦めて中断することになれば、それまでの努力や苦労が水の泡になってしまいます。
大切なことは「ほどほど」です。
言い換えれば「多すぎず少なすぎず」「強すぎず弱すぎず」ということです。
ほどほどにしておけば、長く続けることができます。
少なくとも無理をすることがないので、心や体を壊すことはありません。
ほどほどにしていると、心にも余裕が生まれます。
心にゆとりがあれば、楽しさや面白さを実感しやすくなります。
根を詰めて集中するなら、勝負所に限定しておくことです。
普段はほどほどを意識しながら、淡々と続けることが大切です。
心身を壊すことなく、長くこつこつマイペースで続けられます。