テストや発表、試合のときなど、がちがちに緊張してしまうものです。
失敗が許されないと考えているときほど「絶対に!」という気持ちが強くなり、体も気持ちも硬直してしまいます。
緊張して本来の自分の力が発揮できないのは「絶対!」と考えているからです。
「絶対に成功する」「絶対に100点を取る」「絶対に一番になる!」と絶対ばかりを意識すると、必要以上に緊張してしまいます。
本来の力が発揮できなくなるのです。
私は、大勢の前で話をするときは、適当を意識しています。
「適当に」と聞くと、大雑把でだらしない印象を受けるかもしれませんが「適当にすることが一番適当」だったりするのです。
いつもどおりに力を発揮できれば、一番いい。
普段やっていないことを本番でできるわけがなく、普段やってできていることが本番でも同じようにできればいいだけです。
「絶対にうまくいかせるぞ!」と考えてしまうと、肩に力が入ってしまい、人前に立った瞬間にもう自分ではいられなくなります。
いつもどおりにやればいいと考えると、なかば練習のような気持ちで本番に臨むことができるのです。