あなたの品格が決まる瞬間の1つ。
それは「物を置く瞬間」です。
物を置くときの瞬間を振り返ってみてください。
特に注目したいのは「動作」です。
乱暴な置き方をしていませんか。
乱暴な置き方はエレガントではありません。
うるさい音が鳴り響いて、がさつな雰囲気が出てしまいます。
置き方が悪いと、ひびが入ったり壊れたりする原因にもなります。
「置くことさえできればいい」と考えるのはよくありません。
「普通に置くだけ」と思うかもしれませんが、だからこそ品格の違いが見られるところです。
どれだけ上品な雰囲気を醸し出していても、物の置き方が悪いとすべて台無しです。
物の置き方は、あなたの品格を決める瞬間の1つですから、特に注意を払いましょう。
物を置く動作は一瞬です。
時間にして、ほんの1秒2秒でしょう。
まさに一瞬です。
一瞬ですが、あなたの印象に関わるポイントですから油断できません。
乱暴な置き方ではなく、丁寧な置き方を心がけましょう。
優しい置き方を心がけましょう。
余計な音が出ないよう、できるだけ静かにすることがポイントです。
物を置いたとき「バサッ」「ドサッ」「ガチャン」と、大きな音が出るのはよくありません。
物を置くときは、ある程度の音が出てしまうのは仕方ありませんが、できるだけ音を小さくする配慮ならできるはずです。
音が出ないように心がけると、自然と丁寧な動きになります。
音が小さくなるような置き方を心がけましょう。
音が小さければ小さいほどいい。
ほとんど音が聞こえない置き方が理想です。
特に注意したいのは、余裕がないときです。
たとえば、いらいらしているときや疲れているときです。
普段は丁寧な置き方ができていても、余裕がないときは油断します。
いらいらしていると、レジでお金を支払うとき、投げるような置き方をしがちです。
大きな買い物袋を持って疲れていると、家に帰ったとき、乱暴な置き方になることが多いでしょう。
心に余裕がないときは、倦怠感に負けて乱暴な動作になりがちですが、ここが正念場です。
余裕がないときであっても、心を引き締め、丁寧に置きましょう。
どんなときであろうと、丁寧な置き方を心がけましょう。
一度大きく深呼吸をすれば、わずかに余裕が生まれます。
どんなときでも丁寧な置き方をすることが、上品というものです。