感じの良しあしは、日常のささいな場面です。
その1つは「人に物を手渡す場面」です。
人に物を手渡すとき、無言のまま差し出す人がいます。
たとえば、食事中、テーブルの端にある調味料に手が届かなくて、近くの人に「取ってほしい」とお願いすることがあります。
このとき、無言で手渡していませんか。
きちんと手渡しているので問題ないように思えますが、実際は違います。
少し感じが悪いことにお気づきでしょうか。
無言のまま手渡すのは、相手を不安にさせます。
「怒っているのかな」
「嫌がっているのかな」
「面倒くさがっているのかな」
無言のまま手渡されると、あれこれ悪い想像をしてしまい、不安を感じてしまうのです。
無言のせいで自分を悪く誤解されるのは損でしょう。
無言に加えて無表情になると、さらに悪印象になります。
悪気はなくても、相手が受ける印象を考えることです。
無言のまま手渡すと、誤解を招くことがあるため、注意が必要です。
物を手渡すときは、無言ではなく、承諾の一言を言って差し出しましょう。
たとえば「どうぞ」です。
「どうぞ」と一言添えて手渡すと、一気に好印象です。
たった一言ですが、丁寧な印象になって感じがよくなります。
そのほか「はい」「いいですよ」「もちろん」といった一言でもかまいません。
何か承諾の一言を添えて差し出すと、快諾の合図になって、相手は安心して気持ちよく受け取れるのです。
無言のまま差し出すのが癖になっているなら、今日から改善を心がけましょう。
できれば、明るい笑顔と元気な声で手渡せば、もっと好印象につながります。
安心してお願いできる雰囲気が出るので、モテるようになります。
これは普段の癖です。
普段から当たり前の態度として心がけ、癖にしておきましょう。
手間暇もかからず、簡単なことです。
物を手渡すとき、承諾の一言を添えて差し出すと、大変感じがよくなります。