どんな人にも「嘘でもお世辞でもいいから嬉しい言葉を言われたい」という欲求があります。
「いいですね」
「すてきですね」
「おしゃれですね」
「すごいですね」
「素晴らしいですね」
想像してみてください。
こんな言葉を言われたら、素直に嬉しいのではないでしょうか。
たとえ嘘やお世辞であっても、ポジティブな言葉は良い気分にさせてくれます。
つい表情が緩んでにやにやしてしまうでしょう。
少なくとも悪い気はしないはずです。
すべての人には「承認欲求」があります。
誰かに認められたい気持ちがあり、それを満たしてくれる人に好意を抱きます。
あなたがそうであるように、相手もそうです。
自分が肯定されるや認められる言葉は、嘘でもお世辞でもいいから言われたいと願っています。
承認欲求が満たされる言葉だからです。
「嘘は良くない」「お世辞は必要ない」と思うかもしれませんが、一概には言えません。
もちろん騙したり傷つけたりする嘘やお世辞はよくありませんが、ポジティブな意味で使うなら許されます。
完全な嘘でなければいいのです。
100パーセントの嘘はよくありませんが、1パーセントでも本音があれば、嘘にはなりません。
相手が喜ぶ褒め言葉は、嘘でもお世辞でもいいので、どしどし言ったほうがいいのです。
褒め言葉は、付き合いを円滑にしたり相手の自信につながったりするのですから、言う価値があります。
身近にいる人たちは「誰かに言ってもらいたい」と待ち望んでいます。
だから、あなたが言うのです。
はっきり言い切って、相手の背中を押そうではありませんか。
相手の「嘘でもお世辞でもいいから嬉しい言葉を言われたい欲求」を満たしていきましょう。
ちょっとでも良いところが見つかれば、ゴーサインです。
気の利いた言葉はいりません。
シンプルな一言で十分です。
あなたの褒め言葉には、相手の人生を切り開く力があるのです。