あなたの命は、誰のものでしょうか。
「自分の命は自分のもの」
そう答える人が大半でしょう。
もちろん自分の命ですから、自分の命です。
命が肉体に宿っているおかげで、今ここに生きています。
では、自分の命は誰が生み出したものでしょうか。
「自分が生み出したもの」と思っているなら誤解です。
自分の命なので、自分が生み出したものであるかのように誤解しやすいところです。
「そもそも考えたことすらない」という人もいるかもしれません。
資本主義の中で多忙な毎日を送っていると、命の誕生と発生源について考える機会は少ないでしょう。
自分の命は、自分が生み出したものではありません。
自分の命は、親から授かった命です。
親がいなくて、授かった命はありません。
父親・母親がいないにもかかわらず、ある日突然、この世に生まれた人間はいません。
どんな人でも父親・母親がいて、2人の遺伝子が結合することで、新しい命が生み出されました。
つまり、あなたの命は親から授かったことになります。
そのため、自分の命は自分のものですが、同時に「親から授かったもの」という認識を持つことが大切です。
命の持ち主と作り主にずれがあるのです。
親から授かった命ですから大事に使いましょう
命は「授かりもの」です。
親から授かった、貴重な宝です。
親から授かった命という宝物に感謝して、きちんと生かしましょう。
しっかり仕事をして、人や社会の発展に貢献することです。
あらゆる職業は、尊敬に値します。
職業によって収入も稼ぎ方もそれぞれですが、それが人や社会の役に立っているかぎり、貴く価値のあることです。
堂々と胸を張って「社会貢献をしています」といえます。
親子関係が悪い人もいるでしょう。
「話をしたくない」「顔も見たくない」など、親子関係がぎくしゃくしている人もいるはずです。
たとえ親が嫌いであっても「自分の命は親から授かったもの」という事実だけは理解しておくことです。
「自分の命は親から授かったもの」というのは、紛れもない事実です。
親から授かった命と思えば、親に対する印象も変わるでしょう。
そして親に対する感謝の念も湧いてくるのではないでしょうか。
親を嫌いになることがあっても、親からもらった命だけは嫌いにならないことです。
私たちは、命の連鎖の中で生きています。
私たちは、40億年前に誕生したといわれています。
親から子へ、子から孫へと、40億年間、ずっと命の連鎖が続いています。
命の連鎖が1つでも途切れていれば、あなたは今、ここにいませんでした。
「命の連鎖」という名のバトンリレーの結果、あなたは今ここに存在しています。
あなたが今ここに存在していることが、40億年も続くバトンのリレーが成功している証明です。
だからこそ、命を大切に使いましょう。
誰がなんと言おうと、親から授かった命です。
自然が生み出した奇跡、宇宙からの贈り物。
紛れもなく、素晴らしい宝物なのです。