遅刻癖のある人は、余裕を嫌っている特徴があります。
「余裕が嫌い」
「余裕を作るのは、ださくてかっこ悪い」
「余裕を作っても、無駄な待ち時間が増えるだけ」
スピードが遅くなったり、待ち時間が長くなったりするためでしょうか。
余裕によくないイメージを持っています。
たしかに余裕には、ゆっくりとした印象があります。
早めに行動するということは、待ち時間や余り時間が発生するということ。
「余裕を作ること=無駄な時間を作ること」と解釈している人もいるでしょう。
特にせっかちな人は、待ち時間が許せず、余裕に抵抗を感じやすいはずです。
しかし、ここが大切なポイントです。
余裕をなくそうとすると、ぎりぎりの行動になります。
時間ぴったりの行動をしようとするため、タイムプレッシャーが生まれ、いつも焦った行動をすることになります。
スムーズに移動できる保証はありません。
スムーズに移動できる計画を立てたとしても、絶対はありません。
ぎりぎりで行動していると、少しでもトラブルがあると、指定時間を過ぎてしまいます。
余裕を嫌っているかぎり、遅刻癖は直らないのです。
余裕のイメージを変えましょう。
余裕を好きになってください。
余裕を作ることは、悪いことではない、良いことです。
ビジネスでは余裕が欠かせません。
余裕があるからこそ、ミスや失敗も減らせ、精度が上がります。
余裕のあるスケジュールなら、途中で修正や変更が入っても、間に合わせることができるでしょう。
途中でトラブルが発生しても、落ち着いて対応でき、リカバリーができます。
人間関係をスムーズにしたいと思うなら、余裕を持つことです。
誤解や勘違い、言い間違いや聞き間違いを減らせます。
失言や失態を防げるため、余計なトラブルを防げます。
モテたいと思うなら、なおさら余裕を持つことです。
モテる人は、余裕のある人です。
自然と落ち着いた雰囲気が漂うため、頼りがいのある印象になり、魅力に変わります。
待ち時間や余り時間ができても、使い方を工夫するだけです。
早く到着できれば、きちんと身だしなみを整えることができます。
待ち時間に、持参した本を読めば、教養の時間に変えることができるでしょう。
手持ちの端末でニュースをチェックすれば、時事を学ぶ時間になります。
余裕があって、好印象になることはあっても、悪印象になることはありません。
遅刻癖を直すなら、まず余裕を好きになりましょう。
今まで余裕が嫌いだったなら、これから好きになればいいのです。
余裕にポジティブなイメージを持って、少しでも好きになりましょう。
心から「余裕が大好き!」と言えるようになりたい。
余裕を好きになることが、遅刻癖を直す第一歩です。