遅刻をしたとき、どう感じるか。
ここは、遅刻癖を直せるかどうかの大切なポイントです。
遅刻をして、恥じない人がいます。
「別に遅刻くらい大したことない」
「数分くらい遅刻をしても大丈夫だろう」
「ほかにも遅刻している人がいるから平気」
罪悪感はゼロ。
恥のかけらもなく、平然としています。
遅刻を責められると「何が悪いの?」「大したことはない!」と言い張って、むしろ開き直る始末。
遅刻に動揺せず堂々としているのはすごいことに思われますが、実際はどうでしょうか。
少なくとも遅刻は、好ましくない行為です。
悪印象・低評価につながることはあっても、好印象・高評価につながることはありません。
遅刻が多いと「不真面目」というレッテルを貼られるのは時間の問題です。
人の本性は「言葉」より「行動」に表れます。
いくら言葉で「自分は真面目な人間」と言ったところで、実際の行動が遅刻ばかりでは「不真面目」と判断されます。
「怠けたい」というわがままな行為で、楽をすることはあっても一時的にすぎません。
長期的に考えると、仕事や人間関係でトラブルを増やすことになり、かえって苦労を増やすことになるでしょう。
残念ながら、世の中には遅刻を恥じない人がいるのも事実。
遅刻癖のある人は、遅刻を恥と感じていない人が多い。
もしくは、浅く考えている人が目立ちます。
遅刻に恥を感じないかぎり、永遠に遅刻癖が直ることはないのです。
一方、逆の人もいます。
遅刻をして、反省する人もいます。
「自分が情けない」
「自己管理が不十分だった」
「相手に迷惑をかけて申し訳ない」
遅刻をしたとき、きちんと恥を感じて反省します。
遅刻をしたことに罪悪感があり、恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
迷惑をかけてしまった人がいるなら、言い訳をしないできちんと謝ります。
大げさに感じるかもしれませんが、大げさではありません。
1分でも遅れたら、遅刻は遅刻です。
恥を感じるのは、自分を律するために必要なこと。
もちろん不必要にくよくよする必要はありませんが、恥を感じることは大切です。
遅刻をしたとき、きちんと反省する人は、自分を戒めることができるため、いずれ遅刻癖が直っていきます。
きちんと遅刻に恥を感じるから「習慣を見直そう」「行動を改めよう」「次からきちんとしよう」と思います。
遅刻をして、恥じない人がいます。
遅刻をして、反省する人もいます。
あなたはどちらですか。
できれば、反省する人になりましょう。
反省することなしに、遅刻癖が直ることはありません。
遅刻を反省するから、遅刻癖も直っていくのです。