毎日、何時ごろに寝ていますか。
就寝時間が日付を超えているならイエローカードです。
それが、遅刻癖の原因になっているかもしれません。
始業時間の遅刻を防ぐには「朝きちんと起きること」に意識が向くことが多いのではないでしょうか。
「とにかく朝きちんと起きよう」と思う。
たしかに余裕を持って家を出るためには、朝きちんと起きて、早めに家を出ることが必要です。
もちろん心がけはいいのですが、盲点があります。
大切なのは、起床時間ではありません。
就寝時間です。
夜更かしをしていないでしょうか。
そもそも就寝時間が遅ければ、朝が起きにくいのも当然です。
就寝時間が遅いと睡眠時間も短くなるため、朝起きるのも苦手になります。
目覚めた直後から大きなストレスを感じるでしょう。
うっかり油断すると、二度寝をしてしまうでしょう。
「朝に弱い」
「朝、起きられない」
「目が覚めてから起きるのに時間がかかる」
そうした人も、よくよく話を聞くと「夜更かしによる睡眠不足が原因」というケースが少なくありません。
朝起きるのが苦手になれば、結果として遅刻癖になっていくのです。
遅刻癖を直すなら、まず就寝時間を早くすることが大切です。
早く寝るから朝スムーズに起きられ、朝スムーズに起きられるから余裕を持って家を出ることができます。
最近の1日の生活リズムを振り返ってみてください。
就寝時間が日付を超えているなら、イエローカードです。
人の適切な睡眠時間は「7時間から8時間半」が目安といわれています。
就寝時間は、十分な睡眠時間になるよう、起床時間から逆算して決めましょう。
睡眠時間を十分取れば、朝から絶好調です。
疲れがなく、元気に満ちています。
思考が明瞭で、頭の回転もよくなります。
朝からスタートダッシュができ、日中もエネルギッシュに活動することができます。
生活習慣を振り返り、夜更かしになっている原因を排除してください。
テレビの見過ぎは注意しましょう。
面白いテレビがあるなら、録画をして、後から見るようにしましょう。
ゲームのやりすぎにも注意しましょう。
ゲームが楽しくても、深夜まで及ぶのはよくありません。
時間がかかるゲームなら、休日や週末など、時間に余裕のあるときに回すのがいいでしょう。
夜遅くまで塾や残業があって難しいときもありますが、できるだけ早めの就寝時間を心がけることが大切です。
早めに寝るだけで、始業時間の遅刻は激減します。
遅刻癖を直すポイントは、起床時間ではなく、就寝時間なのです。