とにかく仕事に取りかかりましょう。
逃げ癖のある人は、仕事前、慎重になることが多いのではないでしょうか。
もちろん計画や準備という意味で、慎重になるのはいいのです。
計画や準備には、仕事の精度や効率を上げたり、ミスや間違いを減らしたりする効果があります。
慎重になることは、ヒューマンエラーを防止するためにも欠かせない要素です。
しかし、慎重になっても、なりすぎるのは要注意です。
慎重になりすぎると、余計なことまで考えてしまい、不安や心配が出てきます。
「間違えたらどうしよう」
「うまくいかないかもしれない」
「トラブルがあると面倒くさいな」
失敗している様子や怒られている様子が頭に浮かぶと、取りかかる前から足がすくむでしょう。
不安が恐怖に変わり、恐怖がストレスに変わります。
どんどんネガティブに陥っていく。
時には悪い妄想に発展することも少なくありません。
計画や準備のため慎重になるのはいいですが、あまり慎重になりすぎると、悪影響のほうが大きくなります。
仕事をする前から精神的に疲れてしまい、嫌になって逃げたくなるのです。
取りかかる前から諦めるのはもったいないこと。
実際に取りかかってみないと、本当に難しいのかわかりません。
難しそうな仕事に見えても「やってみると意外と簡単だった」というのはよくあること。
取りかかる前から諦める癖があると、人生のチャンスを逃すことにもつながります。
だからこそ、とにかく仕事に取りかかるのです。
逃げ癖があるなら、なおさら早く取りかかりましょう。
勇気はなくてかまいません。
勇気がないなら、目をつぶって飛び込んでいけばいいだけです。
恥ずかしがり屋でもかまいません。
恥ずかしさを感じる前に取りかかればいいだけです。
嫌な仕事でもかまいません。
「嫌だな」と思う前に取りかかればいい。
やる気や元気がなくてもかまいません。
やる気や元気がないなら、やる気や元気がなくてもできる仕事をすればいいだけです。
1歩目を踏み出せば、2歩目・3歩目も踏み出せます。
時間がかかりそうなことでも、勢いが出れば、意外と早く終わるかもしれません。
遅かれ早かれやらなければいけない仕事なら、なおさら今すぐ取りかかることです。
仕事に取りかかれば、刺激が得られ、変化が生まれます。
心に火がつき、勢いが生まれ、スピードも出てくる。
達成感がやる気の燃料になり、ますます勢いが出てくるでしょう。
気づけば、ほとんど仕事が終わっているに違いありません。
慎重になっても、なりすぎないこと。
逃げ癖があるからこそ、早めに取りかかるのが正解です。