逃げ癖を直すなら、目標を作るだけで満足してはいけません。
目標に「期限」を作りましょう。
あなたの目標に、期限はありますか。
期限のない目標は、なかなかやる気が起きません。
「時間があるときにすればいいよね」
「気が向いたら取りかかればいいよね」
「注意を受けてから始めればいいよね」
期限がないと、気持ちが緩んで怠けやすくなります。
適当な言い訳をしてしまい、先延ばしにしがち。
期限のない目標は、目標が存在しないも同然。
どんどん仕事が遅れていき、いつの間にか逃げ癖に変わっているのです。
そこで役立つのが「期限」です。
目標に期限を作りましょう。
逃げ癖があっても、期限があれば、前向きに考えることができるようになります。
たとえば、仕事です。
仕事をすぐ辞める癖があるなら、目標に期限を作ってみましょう。
「1年は耐える」「最低でも3年は続ける」といった最低ラインを設けます。
仕事で嫌なことがあっても「ここで辞めるわけにはいかない!」という気持ちが湧いて来るでしょう。
自分との約束を果たすため、気力を振り絞れます。
期限があるおかげで、歯を食いしばって頑張ることができます。
資格の取得を目指すなら、さっそく試験に申し込みましょう。
試験に申し込むと、試験日が明確になり、期限ができます。
期限ができると、逃げられなくなり、タイムプレッシャーが生まれ、勉強せざるを得ない状況になります。
「試験日まで、あと3カ月、あと1カ月、あと1週間」
じわじわ迫ってくる期限が、怠け心を吹き飛ばしてくれるでしょう。
期限があるおかげで適度なタイムプレッシャーが生まれ、気持ちが引き締まります。
机に向かわざるを得なくなります。
試験日から逆算できるようになり、勉強の時間配分もスムーズになります。
もともと期限のない仕事なら、自分で期限を作るといいでしょう。
たとえば「今月までに仕上げる」「今週までに仕上げる」などです。
仕事に期限を作ることで、先延ばしの悪習を断つことができ、業務効率がよくなります。
適度なタイムプレッシャーがあるおかげで気持ちが引き締まり、PDCAの回転率もよくなります。
もちろん期限を作るとはいえ、達成困難な範囲ではなく、無理のない範囲で作ることがポイントです。
ぜひ今の目標に期限を作ってみてください。
期限の有無で、目標の感じ方はまったく変わります。
適切な期限は起爆剤。
効率を高め、スピードを上げ、モチベーションを上げてくれます。
そして逃げ癖の改善に役立つのです。