挨拶中は、どんな話し方を心がければいいでしょうか。
同棲の挨拶では「話す内容」に注意が向きがちです。
もちろん「話す内容」も大切ですが「話し方」も忘れてはなりません。
話す内容が整っていても、話し方が悪いと、説得力が半減します。
同棲の挨拶では、次の5つのポイントを意識した話し方を心がけましょう。
下を向いたり、そわそわしたりするのはよくありません。
話すときは、きちんと相手の目を見て話すようにしましょう。
初対面で恥ずかしい気持ちがあっても、話すときはきちんと目を見ながら話すのがマナーです。
ただし、凝視するような見方はよくありません。
目を見ながら話しつつも、3秒から5秒に1回程度は目をそらすことも大切です。
小さな声や弱々しい声で話すのは好ましくありません。
大声を出す必要はありませんが、聞き取りやすいよう、はきはきした話し方を心がけましょう。
話したいことがたくさんあったとしても、長話は避けるのが賢明です。
同棲する理由を話すときは、気持ちが強いため、気づかないうちに長話になりがちです。
くどい話し方は、いらいらさせることもあります。
話が長くなればなるほど、内容がわかりにくくなります。
言いたいことを簡潔にわかりやすくまとめて話すのが適切です。
シンプルな一言のほうが、相手の心に響きやすくなります。
同棲の挨拶は緊張する場面ですが、気持ちが高揚していると早口になりがちです。
慌てた様子で話すと、聞き取りづらくなるだけでなく、幼稚な印象も与えます。
早く話すより、ゆっくり話したほうが、落ち着いた印象を与えます。
常に落ち着いた話し方を心がけてください。
ゆっくり話したほうが聞き取りやすくなります。
語尾を濁したような話し方は、厳禁です。
「一緒に暮らしてみたいと思いまして……」
「将来については、まだはっきりとは……」
「気持ちとしてはまだちょっと……」
抽象的な話し方は悪印象です。
言葉が途中で途切れた話し方は、考えも気持ちも中途半端である印象を与えます。
イエスなのかノーなのかもはっきりしません。
中途半端な話し方は避け、語尾まではっきり言い切りましょう。
「結婚を前提に、一緒に暮らしたいと考えております」
「結婚の具体的な予定は、未定です」
語尾まではっきり言い切ることで、意図が伝わるだけでなく、固い決意も伝わります。