できる人は、敵さえ仲間にしてしまいます。
強い敵が仲間になると、仕事の効率がよくなるからです。
敵だからとはいえ勝ったとしても、やがて恨みから仕返しにやってきます。
勝つ人は、気持ちいいことでしょう。
しかし、負けた側は、夜も眠れないくらい悔しいのです。
いっそのこと仲間にしてしまえばいいのです。
日本の有名な昔話の1つに『桃太郎』があります。
桃太郎は、犬、サル、キジとともに鬼が島へ向かい、鬼を退治します。
物語の中では、桃太郎は鬼を殺すのではありません。
鬼を懲らしめます。
鬼だからとはいえ殺すのではなく、悪いことを自覚させ、懲らしめるだけです。
改心させるのです。
これが桃太郎の優しさです。
鬼はこの桃太郎の優しさによって改心して、やがて仲間になります。
敵は殺さず仲間にしてしまう方法が、賢い方法です。
自分の敵を仲間にしてしまうことで、お互いが向上し合えるのです。