頭の回転が速く回っているときは、自然と体も動きが速くなります。
また体の動きが速いときも、自然と頭の動きも速くなります。
これは脳の神経と体の運動神経がつながっていて、連動しているからです。
頭と体の速さは、比例します。
机でじっとしていても頭の回転が速い人は、席を立つと動きが速く、頭の中がゆっくりしている人は、席を立ってものろのろします。
私が旅行で、ニューヨークのウォール街へ行ったときのことです。
ニューヨークのウォール街といえば、世界金融の中心です。
そこにいるビジネスマンたちが、やけに早足だったことを覚えています。
ビジネスマンが早歩きだったのは、やることがたくさんあり、頭の中が速く回っていたからです。
2人が話しながら歩いていても、やはり早口です。
私の場合も、頭の中の回転が速くなっているときは、自然と体の動きもてきぱきします。
大切なことは、どちらかを意識的に早く動かすことです。
どちらか一方が早くなれば、もう一方も連動して早くなります。
まず自分の体を、意識的に速く動かしてみましょう。
脳を直接触って動かすことができません。
体を動かして運動神経を刺激させることで、脳を刺激するのです。
体をてきぱき動かすだけでかまいません。
アメリカのビジネスマンは、朝、出社前にフィットネスに通っている人が多いです。
朝早くに体を速く動かすことで、1日のスタートダッシュをしているのです。