日本の昔話には、桃から生まれたという変わったお話があります。
桃太郎です。
桃から生まれた桃太郎が、犬、サル、キジを連れて、鬼が島の鬼を退治するお話です。
面白いのは、仲間の集め方です。
桃太郎は、鬼が島に行くとき、仲間を集めてから出発したのではありません。
まず自分一人で、出発しました。
鬼が島に向かう途中、たまたま犬、サル、キジと出会い、仲間にしました。
彼らは、団子と交換に仲間になりましたが、実際は違います。
団子くらいで、命を預けるわけがありません。
本当は、桃太郎のひたむきな姿に、胸を打たれたのです。
「桃太郎はすごいな。よし。力になってあげよう」と思い、自然と仲間が集まりました。
こうした桃太郎の話から、学べる姿勢があります。
夢を叶えるときは、1人で出発するものです。
仲間が集まらないから出発しないのは、言い訳です。
本当に夢を叶えたい気持ちがあれば、仲間がいなくても、1人だけで出発します。
1人だけで夢を叶えようとするから、協力者が現れます。
「この人はすごいな。よし。力になってあげよう」と思い、仲間が集まります。
主人公のひたむきな姿に心を打たれ、応援したくなるのです。