行動力をつけるには、言葉遣いを変えましょう。
行動力のない人には「後から」という口癖が目立ちます。
「後から読んでみる」
「後から仕事をする」
「後からメールを返信する」
「後から」という言葉が禁句というわけではありません。
日常会話でよく登場する言葉であり、周りの人も頻繁に使っているでしょう。
たしかに「後から」という言葉は便利です。
前向きな意思表示をしつつも、時期を明確にすることなく、ひとまず仕事を後回しにできます。
面倒なことがあっても「後から」というキーワードを使えば、うまくその場をしのげます。
年齢・性別に関係なく、誰でも自由に使えます。
少しでも面倒な気持ちがあれば、とりあえず「後から」という言葉で後回しにする人も多いのではないでしょうか。
しかし、便利であっても、思わぬ副作用があるため、使いすぎには注意が必要です。
「後から」と言って後回しにしていることは、なかなか着手されません。
一度後回しにされた仕事は、惰性がエスカレートして、二度も三度も後回しにされます。
言い訳をしようと思えばいくらでもできます。
「忙しい」「都合が悪い」「やる気が出ない」といった言い訳によって後回しにされ、どんどん遅れていきます。
これでは永遠に実現されません。
「後から」は、行動力を奪うキーワード。
「後から」という口癖があると、自然とやる気が失われ、行動力が低下するのです。
では、どうするか。
「後から」を「今すぐ」に言い換えましょう。
「後から読んでみる」という一言なら「今すぐ読んでみる」と言い換えます。
「後から仕事をする」という一言なら「今すぐ仕事をする」と言い換えます。
「後からメールを返信する」という一言なら「今すぐメールを返信する」と言い換えます。
「今すぐ」は、行動力をつけるキーワードです。
余計な後回しをなくし、気持ちを引き締め、行動を促してくれます。
口癖を変えることで意識が変わり、意識が変わることで行動が変わり、行動が変わることで人生が変わります。
「今すぐなんてできない」と思うかもしれませんが、一度疑ってみる価値があります。
「今はできない」というのは先入観です。
本気になれば、実際は今すぐできることが多いはずです。
どうしても「今すぐ」が難しいなら「できるだけ早く」と言い換えてもいいでしょう。
「今すぐ」ほどインパクトは強くありませんが、行動力は出やすくなります。