挨拶の3大ポイントがあります。
「先手の挨拶」「笑顔の挨拶」「分け隔てない挨拶」です。
ただ挨拶をすればいいというものではありません。
それぞれ大切なことですから、どれか1つではなく、3つすべて心がけることが大切です。
挨拶は、人間関係の潤滑油です。
学生時代に教え込まれた基本ですが、社会人になってからも大切なポイントです。
ただし、挨拶ができれば十分と考えるのではありません。
まず心がけたいのは「先手の挨拶」です。
自分から先に挨拶をするよう心がけてください。
名付けて「スピード挨拶」です。
相手から挨拶をされたから返すようでは受け身となります。
意地を張って挨拶されるのを待っていると消極的な姿勢として映ります。
相手が年下の部下や後輩であっても挨拶は先手を心がけましょう。
相手がいることに気づかず先に挨拶をされることもありますが、基本姿勢として「挨拶は先手」を意識することが大切です。
今日から誰より早く挨拶ができるようになってください。
2つ目に心がけたいのは「笑顔の挨拶」です。
せっかく先手の挨拶ができても、むすっとした表情は魅力が半減します。
挨拶は、やはり笑顔が一番。
口角を上げて、にっこりした笑顔で挨拶しましょう。
相手に明るい印象が伝わって、あなたの印象もぐっとアップします。
あなたが笑顔で挨拶をすれば、相手も笑顔で挨拶を返してくれるでしょう。
心地よい空気が広がって、お互いの距離が縮まります。
3つ目に心がけたいのは「分け隔てない挨拶」です。
「挨拶は立場の低い人からするものだ」という考え方はよくありません。
上司、先輩、同僚、後輩、部下、お客さまなど、すべての人に対して挨拶しましょう。
分け隔てなく挨拶をすることで、すべての人に声をかけることができ、あなたの明るい印象が周りに伝わります。
忘れてならないのは、清掃係の人たちです。
清掃係を下に見たり無視したりする人が少なくありません。
清掃係の人たちも「仕事仲間の1人」として考えてください。
たとえ社外の人であっても仕事を下支えしている存在ですから、きちんと敬意を払って笑顔で挨拶をすることが大切です。
清掃係は、情報通であることが少なくありません。
外部の人だからこそ、客観的な目があり、社内の雰囲気を感じ取っていることもあるでしょう。
清掃係の人と仲良くなることで、面白い裏話や思わぬ情報が聞けるかもしれません。
「先手」「笑顔」「分け隔てなく」の3つを意識して挨拶すると、あなたの印象は必ずよくなります。
「元気がいいね」「積極的だね」「気持ちがいいね」と評判となるでしょう。
挨拶そのものは仕事の成果とつながりはありませんが、間接的には大いに影響があります。
相手と仲良くなるきっかけになり、コミュニケーションの活性化にもつながります。
挨拶を通して人との交流や連携が深まっていき、仕事の成果にもつながります。