幸せに生きるためには、何人の友人が必要でしょうか。
100人でしょうか。
10人でしょうか。
それとも1人でしょうか。
いいえ、どれも違います。
答えは、0人です。
友人が1人もいなくても、幸せに生きることは可能です。
もちろん友人が不要というわけではありません。
いたらいたでいいのです。
友人には、悲しみを半減させ、楽しみを倍増させる力があります。
友人がいると、楽しい時間を過ごしやすくなるでしょう。
遊び相手・話し相手になってくれ、充実した時間を過ごせます。
時には、助けてもらったり、悩みを聞いてもらったりすることもあるはずです。
思い出も作りやすくなります。
特に親友の存在は重要です。
何でもさらけ出せる親友がいれば、心の支えになるでしょう。
友人も親友も、貴重なのは間違いありません。
人生の宝である親友は、なによりかけがえのない存在です。
だからとはいえ、友人がいないと幸せになれないわけではありません。
幸せを感じるのは自分です。
自分が幸せを感じるのに、友人の存在は望ましいですが、必須ではありません。
本人がよいと感じるなら、友人がいなくても幸せな生き方はできます。
たしかに幸せを運んでくるのは、人です。
人が幸せを運んできて、人生を豊かにしてくれます。
友人がいなければ、誰も幸せを運んでくれなくなると思いますが、誤解です。
自分で運んでくればいいのです。
1人で趣味を楽しむのもよし。
1人で出かけるのも幸せです。
1人時間を満喫するのも、十分な幸せです。
静かな時間に幸せを感じる人もいるでしょう。
好きなことをすれば、自分で自分に幸せを運んでくることができます。
友人の数にこだわらないことです。
「友人がいないと幸せになれない」と焦って、望んでいないにもかかわらず、無理に友人を作ろうとするほうが危険です。
友人を必要としていない人が友人を求めると、面倒やストレスが増えるだけで、いいことはありません。
仲がいいなら一緒にいてもいいですが、合わない人とわざわざ一緒にいても疲れるだけ。
むやみに友人の数を増やそうとすると、かえって不幸を招くことがあります。
「1人でいるのが幸せ」と感じる人もいるでしょう。
知り合いだけで構成する人間関係も、本人がよしとするなら、ありです。
友人がゼロであっても、1人の時間が充実しているなら、大勢の友人とつるむより幸せに生きることも可能です。
友人の存在は、必要条件ではありません。
1人で幸せを感じるなら、友人がいなくても、幸せに生きることはできるのです。
ただし、1つ注意があります。
幸せな生き方に、友人は必要と限りませんが、人との接触は必要です。
人は、他人との接触を通して、自分のアイデンティティーや幸福を感じる生き物です。
孤独はOKですが、孤立はNGです。
知人や顔見知りでもかまいません。
浅い人間関係でもかまいません。
友人はいなくてもいいですが、人と接触する機会は作ったほうがいいでしょう。