闇から抜け出したいなら、親のせいにするのをやめることです。
自分の不幸の原因が親にあれば、文句の1つも言いたくなるでしょう。
「もっとお金持ちの家だったらよかったのに」
「親の職業がもっと立派だったらよかったのに」
「親の育て方が、もっときちんとしていればよかったのに」
「毒親のせいで人生につまずいた」
「自分がこうなったのは、親の育て方が悪かったせいだ」
「すべて親に責任がある」
親の文句ならいくらでも言えるでしょう。
親は、最も基本的な人間関係でありながら、最も付き合いの長い人間関係でもあります。
親のことは熟知しているはずですから、粗探しをしようと思えば、山ほど見つけられるでしょう。
親の悪いところがあれもこれもたくさん見つかれば「自分の不幸は親の責任にある」と思い始めるはずです。
しかし、親の文句を言ったところで仕方ありません。
ふてくされても、どんどん自分が腐るだけです。
いいことは1つもありません。
結局のところ、責任転嫁の癖なのです。
「自分は悪くない。悪いのはあの人だ」
人に責任をなすりつける癖があると、成長できません。
責任転嫁を「自分は悪くない」と思っているから、たちが悪い。
成長も向上もなく、どんどん深い闇に落ちていきます。
親を恨めば恨むほど、ますます深い闇に落ちていきます。
自分の不幸を親のせいにしているうちは、闇から抜け出せないのです。
もう親のせいにするのはやめましょう。
「生んでもらっただけ十分」「食べさせてもらっただけ感謝」と思うことです。
「それくらい親ならできて当たり前」と思うかもしれませんが、当たり前ではありません。
命を育むことは偉大なことであり、子どもを食べさせるにも大きなお金がかかります。
それ以上を求めるのは、欲張りすぎます。
勉強しようと思えば、いくらでも勉強できるはずです。
貧乏な家なら、自分が働いて稼げばいい。
お金が少ないなら、無駄な支出を切り詰めて、節約を頑張ればいい。
静かな場所がないなら、図書館に行けばいい。
親から愛されていなくても、愛してくれる人を探せばいい。
たとえ毒親で、本当に親が悪いとしても、あなたは自分の意思で人生を生きることができるはずです。
物理的に鎖でつながれているなら別ですが、身体が自由なら、人生の選択は自分次第です。
本当に親が嫌なら、新しいアパートを借りて自立する方法もあるはずです。
無職であっても、仕事さえ選ばなければ、仕事が見つかるでしょう。
動いたり話したり考えたりできるなら、現状を打開する行動ができます。
親を恨むパワーがあるなら、自分を高めるためにパワーを使いましょう。
自分の不幸を親のせいにしているうちは、闇から抜け出せません。
親のせいにするのはやめ、自分の力で行動するとき、闇から抜け出せます。