「自信がない」という状況には、2種類あります。
「あまり自信がない」と「まったく自信がない」です。
どちらも「自信がない」という点は同じですが、挑戦すべきかどうかの判断が変わります。
まず、あまり自信がないなら、やったほうがいいでしょう。
「あまり自信がない」ということは「頑張れば、うまくいく可能性がある」ということでもあります。
「自信がない」というと、否定的に聞こえますが、肯定的に考えましょう。
努力しだいで何とかなるなら、ぜひ挑戦したほうがいいでしょう。
時には背伸びをすることも大切です。
自信のあることばかり繰り返しても、なかなか成長できません。
あまり自信がなくても、乗り越えるべき課題として前向きに取り組むほうが、成長も促されます。
「ステップアップするチャンス」と考えるのも悪くありません。
階段のように段差が小さいなら、無理なく上っていけるので、挫折も防げます。
あまり自信がなくても、努力さえすれば、少しずつ着実に成長していけるでしょう。
一方、まったく自信がない状態となると話が変わります。
まったく自信がないなら、やめたほうがいいでしょう。
自信がゼロの状態なら、うまくいく可能性が限りなくゼロに近いはずです。
自分から失敗しに行くようなものです。
あえて失敗をしたいなら挑戦するのもいいですが、失敗を避けたいなら慎重になったほうがいいでしょう。
無謀なことに挑戦すると、大きな挫折を味わうことになるため、諦めのリスクが高まります。
頑張ったことでも、諦めてしまったら、結果はゼロです。
ダメージだけ受けて、傷だけ残ることになるでしょう。
周りに迷惑をかけ、謝る必要もあるかもしれません。
まったく自信がないなら、ある程度自信がつくまで、成長を待ったほうがいいでしょう。
こだわりがあるなら、無理を承知で挑むのもいいですが、努力と時間が無駄になる覚悟が必要です。
この判断基準は、ビジネスでもプライベートでも同じです。
あなたがしようとしていることは、あまり自信がないことでしょうか、まったく自信がないことでしょうか。
デリケートな判断ですが、自分の立場とリスクを考えたうえで慎重に決めてください。