本当の問題は何でしょうか。
難しい問題。
人生に影響する問題。
どれも大きな問題ですが、盲点になっている重要な問題があります。
一番問題なのは、問題があるのに「問題はない」と思い込んでいることです。
問題があるにもかかわらず「問題はない」と思っているのは、大きな問題です。
本人に問題の自覚がないため、解決に向けて行動することがありません。
そのため潜在的に問題を抱えたまま過ごすことになり、大きく膨らんだ問題があるとき爆発して、大惨事になります。
たとえば、なかなか貯蓄が貯まらないことです。
貯蓄がなくても、今すぐトラブルになるわけではありません。
最低限のお金さえあれば、今日を生きるうえで不便はありませんが、ここに落とし穴があります。
貯蓄ができない生活が続くと、将来が不安になります。
あるとき急な事情が発生して、まとまったお金が必要になったとき、対処できなくなるでしょう。
事故や病気の関係でお金が必要になれば、命に関わる可能性もあります。
現時点で問題はなくても、潜在的な問題があるのです。
また、自分に投資をしない生活も問題でしょう。
自分に投資をしなくても、今は仕事が普通にできるかもしれませんが、将来に不安があります。
時代はどんどん移り変わり、新しい知識や技術が生まれています。
自分を成長させて高めていかないと、年齢を重ねるだけになります。
今は有能でも、学ぶ姿勢がなく怠惰で過ごしていると、だんだん無能になります。
いつか会社のお荷物になり、整理解雇の対象になる可能性があるでしょう。
問題の存在を認識しなければ、問題解決に向けた行動をすることもありません。
問題にもかかわらず、目を背けて見ようとしないと、どんどん問題が悪化していきます。
現実を直視するのはストレスを感じますが、現実を無視し続けていると、いつか大きなしっぺ返しを食らいます。
問題を無視したところで先送りにすぎません。
あらためて自分を振り返ってみてください。
問題があるのに「問題はない」と思い込んでいることはないかどうかです。
潜在的な問題に気づけば、今すぐ解決に向けたアクションを起こしましょう。
いきなり解決するのは難しくても、手の届く範囲でできることがあるはずです。
今すぐ気づいて対処すれば、将来のリスクを減らせます。