浪費癖を直すなら、新しい口座を作りましょう。
「すでに口座は持っている」
そう思うかもしれませんが、生活用口座を作るのではありません。
貯蓄用口座を作るのです。
あなたには、貯蓄用口座がありますか。
もちろん普通は生活用口座が1つあれば、大きな支障はないでしょう。
給料が入金され、必要なときに引き出します。
生活用口座を、そのまま貯蓄用口座として使っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、きちんと浪費癖を直したいなら、貯蓄用口座を作っておくことをおすすめします。
なぜ貯蓄用の口座があると浪費癖の解消につながるのか。
口座を生活用と貯蓄用に分けることで、お金の管理がスマートになるからです。
貯蓄用口座を作れば、通帳の残高を「貯蓄額」として見ることができるようになります。
具体的な貯蓄額が数字で表され、目で確認できるようになります。
頭の中で「生活用のお金」と「貯めたお金」を分けて考えることができるようになり、お金のメリハリができます。
貯蓄は、将来の備えです。
貯蓄が増えると、喜びを感じ、安心感が増えます。
少しずつ口座の残高が増えていくのがわかれば、レベルアップしているような実感が得られるでしょう。
たとえ貯蓄額が少額であっても、少しずつ残高が増えていく様子を確認できれば、喜びを感じます。
貯蓄用口座の残高は「浪費癖を直すために頑張った結果」でもあります。
「こんなに貯まった。やればできる」という自信につながります。
「今後も引き続き節約を心がけよう」というモチベーションにもつながります。
貯蓄用口座の通帳を見ながら「むふふ」と嬉しそうに笑うのもよし。
少しずつ貯蓄額が増えていく様子を見ることで、金銭感覚の向上に役立つのです。
貯蓄用口座は、必要なものではありませんが、できるだけ作っておくことをおすすめします。
貯蓄用口座を作るなら、銀行で準備されている「貯蓄預金」を利用するのが一般的でしょう。
もちろん他行の普通口座を、貯蓄用口座として利用するのもOKです。
口座開設に手間暇はかかりますが、1回で済むこと。
もちろん口座開設に費用はかかりません。
貯金用口座を作るだけで、浪費癖の改善につながるのですから、損はないはずです。
貯蓄口座を準備できれば、定期的に入金しましょう。
各銀行には「自動送金サービス」があるので、入金が手間なら利用するといいでしょう。
サービスの利用に手数料はかかりますが、自動振替によって資金移動ができるので、手間が省けて便利です。
手数料を節約したいなら、資金移動のタイミングを「2カ月に1回」「3カ月に1回」など設定できるので検討してみてください。